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ソフィア俳句会
令和八年六月例会報告 兼題 緑蔭

2026年07月06日

六月例会は予定通り25日に開催され、会員相互の意見交換も活発に行われました。
句会代表の根来久美子氏、会員の後藤洋氏、くにしちあき氏による選句、会員選最多句、及び自薦句は以下の通りです。

会場

ソフィアンズクラブA・B会議室

参加者

20名(内欠席投句者1名)

兼題

「緑蔭」

五句出句 十句選

     

根来久美子 選

(特選)

分け入りて青水無月の谷戸の風

黴の香や十字に結ぶ真田紐

ザザ虫

水の星水の国なり梅雨に入る

弥生

藍染を透ける灯りや麻暖簾

海村

(並選)

南風待ち笹舟放つ池の端

さむ

負け戦知りつ軍手の草むしり

さむ

紫陽花の玻璃戸に映り回転す

ちあき

紫陽花の藍に埋もるる一ト日かな

海村

もぎたての香はふくふくと青き梅

知子

ベランダの端に潦虹仰ぐ

紫陽花のたどりつきたる雨の色

弥生

後藤洋 選

(特選)

緑蔭に竹馬の友と語る「いま」

海村

藍染を透ける灯りや麻暖簾

海村

南風待ち笹舟放つ池の端

さむ

あれば良しなければ淋しミニトマト

深雪

(並選)

緑蔭を抜けてあを空モネの池

陽花

棚の蔓涼しく揺るる向島

陽花

緑蔭の揺るる模様や萬華鏡

占爐

緑蔭に中飛車を指す少女あり

占爐

黴の香や十字に結ぶ真田紐

ザザ虫

苗毎に小き風跡植田かな

香文

夕顔の蕾きりりと生気秘め

怜子

石段の緑蔭仏の慈悲なりや

純子

梅漬も修行の一つ典座あり

蚊帳出せば言はれなくとも子の早寝

さむ

水の星水の国なり梅雨に入る

弥生

門前まで田水張りたり米どころ

知子

夏至の雨アフロふくらむ大型犬

まありい

くにしちあき 選

(特選)

緑蔭の朗読会に風も来て

久美子

緑蔭や張りつく小き手を離し

純子

水羊羹届く梨園の楽屋口

陽花

(並選)

夏雲やパトモス島のロバの列

まありい

箔溶けるムラノガラスや光琳忌

まありい

黴の香や十字に結ぶ真田紐

ザザ虫

吹き抜くる涼しき風や畳の間

ザザ虫

青梅を売る洋服屋田舎町

香文

緑蔭のテラス席空き鳩のくる

明子

緑蔭の彼方電動ノコの音

深雪

黒南風や雲を生みつつ近づきぬ

まつ子

ビオトープの蛍うれしく哀しくて

純子

緑蔭の揺るる模様や萬華鏡

占爐

藍染を透ける灯りや麻暖簾

海村

思ひどほり時を重ねて七変化

会員選最多句(10名)

藍染を透ける灯りや麻暖簾

海村

今日の一句

緑蔭の朗読会に風も来て

久美子

(根来久美 80文国)

緑蔭はままごと遊びの子供席

占爐

(鈴木顯一 62文哲)

荒梅雨にふける編物漁師かな

(鈴木榮 64経経)

梅雨深しポンポン船の鈍き音

ザザ虫

(小池拓夫 64法法)

パナマ帽の船上の父セピア色

都代子

(坂井都代子 66文英)

山間のスイッチバック青嵐

まつ子

(中岡昭子 67文教)

緑蔭を抜けて通院回り道

怜子

(和高怜子 67文新)

揚げ上げし鰺やまあるく醤油かけ

(後藤洋 68理物)

鎌倉の五山いづくも夏木立

海村

(畔柳文雄 68理物)

緑蔭を抜けてあを空モネの池

陽花

(野地陽子 69外英)

梅雨空に影絵のごとく富士の出づ

明子

(中村明子 70文史)

うろうろと蟻の一匹石畳

さむ

(新山修 71経経)

夏雲やパトモス島のロバの列

まありい

(吉迫まありい 73国際)

ハンカチの隅の刺繡のイニシャルK

ちあき

(國司千晶 74文仏)

待ち人の現れぬ夜の蛇苺

百合子

(門倉百合子 75文独)

夏至の日を選びて友を訪ねゆく

深雪

(岩瀬深雪 78外独)

紫陽花の白き蕊湧き立ちて花

香文

(田中香文 79文国)

門前まで田水張りたり米どころ

知子

(山田知子 79文国)

緑蔭や張りつく小き手を離し

純子

(梅本純子 82文仏)

(欠席投句者の一句)

水の星水の国なり梅雨に入る

弥生

(岩渕純子 64外英)


【次回例会】

日時:

7月23日(第4木曜)  12時10分投句締切

場所:

ソフィアンズクラブA・B会議室

兼題:

「冷奴」

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