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ソフィア俳句会
令和八年二月例会報告 兼題 冴返る

2026年03月10日

二月例会は予定通り26日に開催され、会員相互の意見交換も活発に行われました。
句会代表の根来久美子氏、会員の鈴木榮氏、坂井都代子氏による選句、会員選最多句、及び自薦句は以下の通りです。

会場

かながわ県民センター 1501会議室

参加者

14名(内欠席投句者2名)

兼題

「冴返る」

五句出句 十句選

     

根来久美子 選

(特選)

浅春の風の連れくる杜の音

陽花

晴れの日の暮色やさしき更紗木瓜

都代子

冴え返る梢隠れの星の数

引き継ぎもなく人は発ち冴返る

純子

(並選)

新聞も本も山積み春炬燵

弥生

それなりに窓開け小声鬼やらふ

都代子

手押し井戸一汲みごとに水温む

ザザ虫

講堂の立体曼荼羅冴返る

一本の草生えそめし焼野かな

朋重

心経に無の文字多し冴え返る

占爐

春睡やウフィツィ一日借りる夢

さむ

鈴木榮 選

(特選)

手押し井戸一汲みごとに水温む

ザザ虫

天平の甍のびやか春の山

久美子

心経に無の文字多し冴え返る

占爐

(並選)

合格の便りを乗せて春一番

百合子

この国は何処へ向かふか建国日

百合子

正直に生きる喜び春立ちぬ

百合子

芽吹くものあまねくつつむこぬか雨

久美子

春告ぐや待合室の鳩時計

久美子

蕗味噌や老いて手馴れの箸づかひ

冴え返る梢隠れの星の数

和紙の里水切る音の冴返る

ザザ虫

新聞も本も山積み春炬燵

弥生

引き継ぎもなく人は発ち冴返る

純子

坂井都代子 選

(特選)

和紙の里水切る音の冴返る

ザザ虫

残されし時間大切黄水仙

弥生

天平の甍のびやか春の山

久美子

(並選)

藍染めの作務衣てふ春ぬくきもの

冴え返る梢隠れの星の数

畑打って土を目覚ます五坪ほど

ふらここを飛びおり二人学校へ

さむ

春睡やウフィツィ一日借りる夢

さむ

桜貝やさしく洗ひ太平洋

さむ

大仏の口元ゆるび寒明くる

陽花

浅春の風の連れくる杜の音

陽花

芽吹くものあまねくつつむこぬか雨

久美子

参道は飴切る音や厄落し

久美子

正直に生きる喜び春立ちぬ

百合子

下萌の土手駆け上り駆け下りる

知子

会員選最多句(7名)

和紙の里水切る音の冴返る

ザザ虫

今日の一句

天平の甍のびやか春の山

久美子

(根来久美子 80文国)

心経に無の文字多し冴え返る

占爐

(鈴木顯一 62文哲)

冴返る友の転機を知る伝記

(鈴木榮 64経経)

和紙の里水切る音の冴返る

ザザ虫

(小池拓夫 64法法)

晴れの日の暮色やさしき更紗木瓜

都代子

(坂井都代子 66文英)

蕗味噌や老いて手馴れの箸づかひ

(後藤洋 68理物)

浅春の風の連れくる杜の音

陽花

(野地陽子 69外英)

春睡やウフィツィ一日借りる夢

さむ

(新山修 71経経)

冴返る金子文子の映画評

百合子

(門倉百合子  75文独)

香りをも共に撮りたや梅の花

香文

(田中香文 79文国)

一本の草生えそめし焼野かな

朋重

(宮崎朋子 82文史)

天仰ぐ梅やあるじに見せばやと

純子

(梅本純子 82文仏)

(欠席投句者の一句)

新聞も本も山積み春炬燵

弥生

(岩渕純子 64外英)

下萌の土手駆け上り駆け下りる

知子

(山田知子 79文国)


【次回例会】

日時:

日時:3月26日(第4木曜) 12時10分投句締切

場所:

ソフィアンズクラブ A・B会議室

兼題:

「啓蟄」

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