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ソフィア俳句会
令和八年五月例会報告 兼題 初夏

2026年06月09日

五月例会は予定通り28日に開催され、会員相互の意見交換も活発に行われました。
句会代表の根来久美子氏、会員の小池ザザ虫氏、野地陽花氏による選句、会員選最多句、及び自薦句は以下の通りです。

会場

かながわ県民センター 1502会議室

参加者

18名(内欠席投句者2名)

兼題

「初夏」

五句出句 十句選

     

根来久美子 選

(特選)

かしてみと器用に鮎の骨を抜く

ちあき

ほどけゆく子らの思ひ出粽食ぶ

海村

(並選)

垂れの一打が揺らす四葩かな

緑さす古墳はメロンパン日和

響きくる読経の色や初夏の風

占爐

ゆつくりと雫の落ちる新茶かな

知子

哲学の道をひたすら蟻の列

ザザ虫

山城の跡形もなく著莪明り

ちあき

再会を約す手高く風薫る

まつ子

五月雨や若き日のこと父のこと

百合子

香水の飴色のこる瓶の角

まありい

小池ザザ虫 選

(特選)

鈍色にして疾し蛇過ぎる

都代子

小満やたつぷりよそふ清まし汁

都代子

鳥になる雲を眼下に夏の山

弥生

でこぼこの貌に似合はぬ虎魚美味

まありい

ほどけゆく子らの思ひ出粽食ぶ

海村

(並選)

油得て茄子の肌のいよよ照り

都代子

閉店の貼り紙に風著莪の花

都代子

初夏や藍色のれん割つて入る

都代子

帆船へ手庇反らす初夏の波止

久美子

スカートに風の生まるる更衣

久美子

かしてみと器用に鮎の骨を抜く

ちあき

山城の跡形もなく著莪明り

ちあき

チアリーダー笑顔が命初夏へ跳ぶ

さむ

カップルを包むベールや夏の霧

香文

初夏の音色を磨く老笛師

陽花

グラナダのギターの響き初夏の夜

弥生

初夏の風一人暮らしに慣るる頃

知子

口紅を少し明るく夏はじめ

まありい

野地陽花 選

(特選)

夏蝶の野に吹かるるも臈たけて

小満やたつぷりよそふ清まし汁

都代子

香水の飴色のこる瓶の角

まありい

(並選)

藤揺るる音半眼の半跏像

久美子

スカートに風の生まるる更衣

久美子

ゆつくりと雫の落ちる新茶かな

知子

初夏の風一人暮らしに慣るる頃

知子

再会を約す手高く風薫る

まつ子

夏きざす片瀬の浜に靴脱ぎて

まつ子

雨垂れの一打が揺らす四葩かな

夏の日やバスに釣具の男の子

海村

初夏の野菜スティック糀味噌

口紅を少し明るく夏はじめ

まありい

城の跡形もなく著莪明り

ちあき

初夏や夫の得意のカレーライス

弥生

会員選最多句(8名)

哲学の道をひたすら蟻の列

ザザ虫

今日の一句

東西の塔に風鐸風薫る

久美子

(根来久美子 80文国)

残り雪少なき富士や初夏の風

占爐

(鈴木顯一 62文哲)

初夏の野菜スティック糀味噌

(鈴木榮 64経経)

哲学の道をひたすら蟻の列

ザザ虫

(小池拓夫 64法法)

小満やたつぷりよそふ清まし汁

都代子

(坂井都代子 66文英)

夏きざす片瀬の浜に靴脱ぎて

まつ子

(中岡昭子 67文教)

木々茂る遠い記憶に人の恩

(後藤洋 68理物)

ほどけゆく子らの思ひ出粽食ぶ

海村

(畔柳文雄 68理物)

実梅落つ天満宮の水奔り

陽花

(野地陽子 69外英)

熱海富士四帖半埋め三尺寝

さむ

(新山修 71経経)

香水の飴色のこる瓶の角

まありい

(吉迫まありい 73国際)

山城の跡形もなく著莪明り

ちあき

(國司千晶 74文仏)

ひとすぢの朝日狭庭に夏きざす

百合子

(門倉百合子 75文独)

初夏や隣の席に美少年

深雪

岩瀬深雪 78外独)

初夏の光よ風よ渡し船

香文

(田中香文 79文国)

見上ぐればひつそりと笑む花楓

純子

梅本純子 82文仏)

(欠席投句者の一句)

何事もなき日の幸せ初夏の風

弥生

(岩渕純子 64外英)

初夏の風一人暮らしに慣るる頃

知子

(山田知子 79文国)


【次回例会】

日時:

6月25日(第4木曜) 12時10分投句締切

場所:

ソフィアンズクラブA・B会議室

兼題:

「緑蔭」

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