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ソフィア俳句会 平成三十一年一月例会報告

2019年02月08日

名誉教授・大輪靖宏先生のご指導のもと、かながわ県民センター会議室にて開催されました。
俳句会代表の根来久美子氏、俳句専門誌「俳句界」の編集長で同窓の河内静魚氏の選も併せてお届けします。

平成三十一年一月例会報告

日 時

一月二十四日(木)十三時~十七時

句会場

かながわ県民センター 会議室

参加者

二十名 兼題「初」のつく新年の句
五句出句十句選

大輪 靖宏 選

(特選)

朝日浴び山茶花今日の散り始め

健二

探梅の径ひろがりて空となる

静魚

寒満月何も怖れることはない

ちあき

鴨の陣乱されにけりパン礫

健二

帰るべき方向に立つ冬の虹

まありい

花びらもちほゝやはらかきをんなたち

久美子

ひと色の紅もて初日ゆたかなる

静魚

通夜の膳寿司白々と冬灯

都代子

凍空へ千の手伸びる大欅

ザザ虫

冬ぬくしのら猫に名をつけてみる

さむ

(並選)

筆下ろし生きる証の賀状書く

占爐

なんとなくほほえんでみる初鏡

さむ

七草をすらすら言ふ子頬紅し

幸子

寒晴れを来て彳亍と避難橋

洋

水仙の容に海の切り取らる

都代子

母に似る声もしぐさも初笑ひ

知子

木の匙に一掬清し薺粥

都代子

客席に紙吹雪舞ふ初芝居

ちあき

初鏡白髪も皺も佳きものと

幸子

黒豆やめでたき色にはあらねども

純子

根来 久美子 選

(特選)

晩年は軽きがよろし海苔焙る

洋

(並選)

ささやかな用まだあれど日向ぼこ

靖宏

初富士や平成の世もその先も

弥生

寒満月何も怖れることはない

ちあき

選り抜きの藁に囲まれ冬牡丹

健二

水仙の容に海の切り取らる

都代子

木の匙に一掬清し薺粥

都代子

初鏡白髪も皺も佳きものと

幸子

初夢に江戸ッ子の妣啖呵切る

弥生

村に残る老女五人の女正月

靖宏

河内 静魚 選

(特選)

年取れば分かると母の寒がりて

香文

ささやかな用まだあれど日向ぼこ

靖宏

晩年は軽きがよろし海苔焙る

洋

(並選)

水鳥の一網打尽したきほど

健二

なんとなくほほえんでみる初鏡

さむ

真直ぐに伸びし記念樹初御空

久美子

鉄瓶の沸き立つ座あり福寿草

陽花

いたづらを相も変わらず初鴉

靖宏

黒豆やめでたき色にはあらねども

純子

今日の一句(自薦)

ささやかな用まだあれど日向ぼこ

靖宏

(大輪靖宏名誉教授)

花びらもちほゝやはらかきをんなたち

久美子

(根来久美子80文国)

探梅の径ひろがりて空となる

静魚

(河内房夫74文新)

鉄瓶の沸き立つ座あり福寿草

陽花

(野地陽子69外英)

木の匙に一掬清し薺粥

都代子

(坂井都代子66文英)

樹の傷の治療施し春を待つ

榮

(鈴木榮64経経)

我の他すべて初もの年新た

占爐

(鈴木顯一62文哲)

七草をすらすら言ふ子頬紅し

幸子

(稲田幸子67文教)

新春や脛伸びし子の今年かな

剛

(中村剛66文英)

初夢に江戸ッ子の妣啖呵切る

弥生

(岩淵純子64外英)

寒満月何も怖れることはない

ちあき

(國司千晶74文仏)

年取れば分かると母の寒がりて

香文

(田中香文79文国)

災を焦せよ焦せどんど焼

ザザ虫

(小池拓夫64法法)

富士も入れ全員揃つて初写真

明子

(中村明子70文史)

晩年は軽きがよろし海苔焙る

洋

(後藤洋68理物)

初日の出ここは船上赤道上

さむ

(新山修71経経)

鴨の陣乱されにけりパン礫

健二

(江澤健二60文英)

この勝負初亥詣での甲斐あつて

まありい

(吉迫まありい73国際)

電飾の氾濫わらふ冬銀河

知子

(山田知子79文国)

初写し膝すこし折り母の横

純子

(梅本純子82文仏)

次回例会

二月二十八日(木)十三時~十七時
(出句締切十三時半 十三時以前は、会場に入れませんのでお気を付けください)

句会場

かながわ県民センター1501会議室

兼題

「雪崩」 五句出句十句選

以上

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