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ソフィア俳句会 平成二十七年二月例会報告とお知らせ

2015年03月05日

現代の俳句の大御所であられる上智大学名誉教授・大輪靖宏先生と俳句界にて活躍されるソフィアン俳人 峯尾文世(87文国)さんを指導者に迎え、新しいソフィア俳句会が今年一月に発足、二月に下記の通り第二回句会を開催しましたのでご報告いたします。

日時:

2月26日(木) 13:00~16:00

句会場:

紀尾井坂ビル五階 第一会議室

参加者:

22名

兼題:

「梅」

 五句出句 十句選

大輪靖宏先生選 (特選 及び 並選 合計20句を選んで頂きました。)

(特選)

雲ふいにほろほろはがれ春の雪

久美子

(根来久美子80文国)

おぼろ月夫には決して言へぬこと

美音

(向瀬美音82外独)

やはらかに空を押し上げ芽吹山

健二

(江澤健二60文英)

喜寿迎ふ老梅の香の中に立つ

元信

(矢ケ﨑元信62経経)

うす墨を刷くがに霞む遠筑波

(鈴木榮64経経)

蕎麦喰ふや梅咲く小枝箸置きに

占爐

(鈴木顯一62文哲)

菜の花を売る店がある裏通り

(中村剛66文英)

小流れに光消えたる余寒かな

都代子

(坂井都代子66文英)

雲眩し風やわらかき雨水かな

(中村剛66文英)

梅の香の風柔らかく拭き掃除

知子

(山田知子79文国)

峯尾文世さん選 (特選 及び 並選 合計10句を選んで頂きました。)

(特選)

春の空爆音長く残りけり

知子

(山田知子79文国)

今日の一句 (自薦)

うすらひの端の餌を吸ふ鯉の口

(五十嵐克至60法法)

白梅の芯まだ堅し膝疼く

(内海秀夫60経経)

いつからか人を慕うてしだれ梅

良醉

(石田順之助60経商)

やはらかに空を押し上げ芽吹山

健二

(江澤健二60文英)

健気にもコツプで香る梅一輪

謹四郎

(行方謹四郎60経経)

蕎麦喰ふや梅咲く小枝箸置きに

占爐

(鈴木顯一62文哲)

喜寿迎ふ老梅の香の中に立つ

元信

(矢ケ﨑元信62経経)

春浅し障子にやさし鳥の影

忠義

(佐野忠義63法法)

澤田美喜ママと慕はれ板踏絵

ザザ虫

(小池拓夫64法法)

うす墨を刷くがに霞む遠筑波

(鈴木榮64経経)

雲眩し風やわらかき雨水かな

(中村剛66文英)

小流れに光消えたる余寒かな

都代子

(坂井都代子66文英)

枝垂れ梅主の表札隠しをり

幸子

(稲田幸子67文教)

髪を切る鏡の中の春隣

怜子

(和高怜子67文新)

軒干しの魚の匂ひ北開く

陽花

(野地陽子69外英)

草枯れて心しずかに本開く

明子

(中村明子70文史)

しだれ梅甘い香りにうっとりと

節子

(國島節子78外英)

梅の香の風柔らかく拭き掃除

知子

(山田知子79文国)

雲ふいにほろほろはがれ春の雪

久美子

(根来久美子80文国)

おぼろ月夫には決して言へぬこと

美音

(向瀬美音82外独)

 

 

 

鎌倉に亡きひと眠る梅真白

文世

(峯尾文世87文国)

物の芽は生命と意思を持ち尖る

靖宏

(大輪靖宏 先生)

次回例会

日時:

3月26日(木) 13:00~16:00

句会場:

紀尾井坂ビル五階 第一会議室

兼題:

「彼岸」 他 当季雑詠 計五句

ソフィア俳句会
鈴木顯一 (62文哲)

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