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上智大学の精神をソフィア会も受け継いでいます

カトリシズムと国際性

1914年(大正3年)秋に竣工した校舎

1914年(大正3年)秋に竣工した校舎

 上智大学を特徴づけるキーワードに「カトリシズムと国際性」があります。
上智大学はその教育理念として、最初に「キリスト教精神を基底とし、真実と価値を求めて、人間形成につとめるものの共同社会である」と唱っています。その言葉の裏には、上智大学の設立母体がローマ・カトリック教会に所属する男子修道会の一つ、イエズス会であるという事実があります。そして、設立に当たってはドイツのケルン教区をはじめとする世界のカトリック信者よりの財政支援がありました。
 つまり上智大学はイエズス会(SocietasJesu = S.J.)が「日本のみやこに大学を」との目的で設立した大学であり、生まれながらにして国際性を身につけているのです。
 設立に寄与したのはドイツ人、ヨゼフ・ダールマン師、中国で長く働いていたフランス人のアンリ・ブシェー師、アメリカで活躍していたイギリス人のジェームズ・ロックリフ師の3人の神父です。その輪に、後に初代学長に就任されたドイツ人の哲学者ヘルマン・ホフマン師、パリのソルボンヌ大学を卒業され、天文学、数学、漢文学に精通した土橋八千太師(第3代学長)も参加しました。
 それから100年という時間が流れましたが、もちろんそのカトリシズムと国際性は、ソフィア会の中にも脈々と受け継がれています。

ヨゼフ・ダールマン師 (1861~1930) ジェームス・ロックリフ師 (1852~1926) アンリ・ブシェー師 (1857~1926)