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カルチャーカフェのご案内
デュッセルドルフソフィア会共催

2022年06月02日

寂として残る土階や花茨  虚子


 海外に出て初めて認識させられるのは、自分はその国ではマイノリティであるということです。現地で大多数の人が共有しているもの、たとえば言葉によるコミュニケーションをはじめとして、そこから自分は排除されているのだという事実に直面します。今まで何不自由なくできていたことが大変難しく、外から自分に向けられるまなざしも以前とは違う。その経験をもう少し深めてみると、その先にいったい何が見えてくるのでしょうか。ある日突然住む場所を失い、大きな流れとしてドイツにやってきたウクライナ避難民に対する支援のありかたなどにもつながる問題かもしれません。こども時代から30年近くアメリカで過ごされた講師の出口真紀子先生からお話をうかがい、ご一緒に考えてみましょう。下記の申し込み要領によって、どうぞご参加ください。

6月11日(土) 13:00 (ドイツ時間) 20:00 (日本時間)開始。 Zoomにて開催いたします。


講師: 出口 真紀子 (上智大学外国語学部英語学科教授)

1988年ウェルズリーカレッジ卒業。ボストン・カレッジ 人文科学大学院心理学科(文化心理学)博士課程修了。専門は文化心理学。文化変容のプロセスやマジョリティ・マイノリティの差別の心理について研究。上智大学では「差別の心理学」「立場の心理学:マジョリティの特権を考える」などの科目を担当。著書に、『真のダイバーシティをめざして-特権に無自覚なマジョリティのための社会的公正教育』(監訳/上智大学出版/2017年)、『北米研究入門2- 「ナショナル」と向き合う』(分担執筆「第六章 白人性と特権の心理学」/上智大学出版/2019年)、『多様性を再考する- マジョリティに向けた多文化教育』(分担執筆「第4章「特権」の概念:北米社会と白人特権の考察」「第6章 日本人の特権を可視化するための尺度の開発」/上智大学出版/2021年)、『世界を動かす変革の力-ブラック・ライブズ・マター共同代表からのメッセージ』(共訳/明石書店/2021年)など。

テーマ: 「マジョリティの心理学:日本人特権を考える」

これまでのダイバーシティ&インクルージョンの啓発は、差別されているマイノリティ側の人々の困難を知り、理解を深めることに焦点が当てられてきました。この講演では、マジョリティ側の持つ見えにくい特権(日本人特権を含む)を可視化し、マジョリティ側の人々の心理・行動・成長について心理学の視点を踏まえ、真のダイバーシティを実現するためにできることを提案させていただきたいと思います。

お申し込み方法:

6月7日(火)までに、culturecafefuchs[at]gmail.comあてお申し込みください。参加者には、Zoomの招待リンクをお送りいたします。定員がありますので、お申込みはどうぞお早めに。

お願い:

カルチャーカフェご参加は無料ですが、よろしければ、主催者が活動しているNPO、ひゅうまねっとe.V.にご寄付をいただければ幸いです。収益はウクライナのこどもたちへの支援やベナンの学校建設に使われます。寄付先はこちら:https://humanet1986.org/JP/kihu/

お問い合わせ先:

culturecafefuchs[at]gmail.com   Tel +49 173 51 45 476

(メールアドレスの[at]は@に置きかえてください)

文責 フックス真理子(1975文史)

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