ニューヨークソフィア会クリスマス会報告
2021年12月17日
ニューヨークソフィア会の皆様
アメリカでも日本でも師走と言えば忙しい時期ですが、皆様健やかにお過ごしでしょうか。コロナ禍が続く中で長かったような短かったような2021年の終幕も見えてきた12月4日、ニューヨークソフィア会定例のクリスマス会が開催されました。
対面ではなくズーム形式ではあるけれども、久しぶりに行事に参加される方、初めて加わる方も交えていることを歓迎する我謝京子会長(1987外西)の挨拶をもって会は始まりました。来年こそは従来のように対面の会を催して多くのソフィアンと会いたい、という皆の思いを乾杯の音頭に託したのは篠崎晃さん(1960外西)。これを機にズーム記念撮影も行いましたので添付の写真を御覧ください。
メインイベントの講演は「ニューヨークでキャリアを築くということ」という誰もが身を乗り出して聞きたくなるようなトピックで、講師はニューヨークの大手弁護士事務所Weil、Gotshal&Manges でパートナーとなった三雲章子さん。ご本人の希望もあり、我謝会長と英語で対談する形をとりました。
ロンドン、香港、ニューヨークのM&A界で長年活躍なさった三雲さんにとって、仕事をする上で最も要となったものは「自分の日本人らしさを封じ込めること」だったとのこと。波風を立てずに協力する、個性を抑えて譲り合う、自分の能力を誇示せずに謙遜する、という日本人にDNAのように刷り込まれた性質は素晴らしいものであるけれど、それは封印しておくことが大事、ということが一貫したテーマでした。
三雲さんは言語における文化の違いにも言及。日本語は全てを言葉にせずとも「あ、うん」の呼吸で意思が伝わるようにできている一方、英語は意図することをはっきり表現する構造になっているという、アメリカのソフィアンが身をもって感じている相違にも触れました。
その後は「自分の中の日本人」を封印することに関して参加者の体験に基づく質問が飛び出す活発な質疑応答となりました。
続いては参加者全員の近況報告、そして皆がズームのミュートを外しての交流会。アメリカで暮らし始めて間もない参加者からは英語で過ごす毎日の葛藤、アメリカで長年暮らしている参加者からはアメリカと日本の文化をすり合わせる難しさ、皆の頑張りようが手にとるように伝わってきたひと時でした。
松本博子副会長(1980外英)の終わりのあいさつの通り、ズームというリモート形式でも互いに親しみを持って語ることのできた、励みとなる貴重なひと時となったクリスマス会でした。
ニューヨークソフィア会 広報担当 野見山知寿 (1990文心)
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