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ソフィア俳句会 平成二十七年六月例会報告とお知らせ

2015年07月22日

上智大学名誉教授・大輪靖宏先生と若手俳人峯尾文世(87文国)さんを指導者に迎え、今年一月に新しいソフィア俳句会が誕生して以来、和気藹々の中で句会を楽しんでおります。六月例会を開催しましたのでご報告いたします。
ありがたいことに、俳句関係者 会員から好評を得ており、ますます裾野をひろげるべく尽力中です。更に上智大学所縁の俳人との繋がりを勘案しての催しも思案しております。

日時:

六月二十五日(木) 十三時~十六時半

句会場:

東京文化会館 四階 第一会議室

参加者:

二十一名

兼題:

「茅の輪」 五句出句 十句選

峯尾文世選
(特選句)

世話焼ける己のありて栗の花

都代子

(坂井都代子66文英)

(並句)

くぐる背に日の当りたる茅の輪かな

都代子

(坂井都代子66文英)

雨足に追ひかけられる素足かな

健二

(江澤健二60文英)

紫陽花を愛でて観音拝まざる

占爐

(鈴木顯一62文哲)

踏む砂利に小幣切幣大茅の輪

(五十嵐克至60法法)

サーファーを捨てて渚に果てし波

健二

(江澤健二60文英)

割箸の斜めにさける梅雨湿り

(鈴木榮64経経)

人の去り茅の輪は月をとほしたり

占爐

(鈴木顯一62文哲)

投込寺軒風鈴の鳴り通し

陽花

(野地陽子69外英)

睡蓮のきつぱりとした目覚めかな

久美子

(根来久美子80文国))

人恋へばもてあます憂さ梅雨ふかし

美音

(向瀬美音82外独)

今日の一句 (自薦)

揺れやまぬ心に掬ふゼリーかな

久美子

(根来久美子80文国)

子かまきりおほきくおなり虫食ひて

香文

(田中香文79文国)

五月闇路地歩く脚にまといつき

怜子

(和高怜子67文新)

生き生きと金魚が赤し芙美子の忌

陽花

(野地陽子69外英)

世話焼ける己のありて栗の花

都代子

(坂井都代子66文英)

鳥居奥ひと待ち顔なる茅の輪かな

(中村剛66文英)

雨足に追ひかけらるる素足かな

健二

(江澤健二60文英)

風鈴やもののあはれといふ響き

美音

(向瀬美音82外独)

大皿のマリンブルーや初鰹

ザザ虫

(小池拓夫64法法)

沙羅の花一つ開いて一つ落つ

忠義

(佐野忠義63法法)

メロン舟匙の掬ひし喫水線

(鈴木榮64経経)

踏む砂利に小弊切幣大茅の輪

(五十嵐克至60法法)

山小屋の天まつぷたつにギャラクシイ

楽醉

(石田順之助60経商)

茅の輪にて無病息災予約せり

金八

(行方謹四郎60経経)

我が人生茅の輪潜って変わり無し

元信

(矢ケ崎元信62経経)

パンプスで一人茅の輪をくぐる朝

陽酔

(仁科陽江83文国)

梅雨晴とゆかぬ雲行き今朝の窓

(内海秀夫60経経)

身の丈を皿に合はせし鮎食す

扇治

(児山智明86文新)

麦わら帽破れて庭師の誇りあり

知子

(山田知子79文国)

人の去り茅の輪は月をとほしたり

占爐

(鈴木顯一62文哲)

駄菓子屋に並びて日焼見せ合ひぬ

文世

(峯尾文世87文国)

次回例会

日時:

七月二十三日(木) 自:十三時 至:十七時

句会場:

東京文化会館四階 小会議室1

兼題:

「三伏」
当季雑詠 共 計五句  以上

次回 指導者は峯尾文世先生

ソフィア俳句会
鈴木顯一 (62文哲)

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