ソフィア俳句会
令和八年九月例会報告 兼題 草
2026年10月06日
九月例会は予定通り24日に開催され、会員相互の意見交換も活発に行われました。
句会代表の根来久美子氏、会員の鈴木占爐氏、山田知子氏による選句、会員選最多句、及び自薦句は以下の通りです。
会場 |
ソフィアンズクラブ A・B会議室 |
参加者 |
20名 |
兼題 |
「草」 |
五句出句 十句選 |
|
根来久美子 選 | |||
(特選) | |||
己が身は銀河の欠片爪を切る | さむ | ||
生まれたるばかりの星も天の川 | 都代子 | ||
日捲りのにはかに薄き九月かな | 海村 | ||
児の進むままゑのころの触るるまま | 知子 | ||
(並選) | |||
過ぎし日に苦き日少し秋刀魚焼く | 洋 | ||
話すこと無くとも二人衣被 | 洋 | ||
身命のすみずみに沁む菊の酒 | まありい | ||
西瓜割り地球を打つが作法なり | さむ | ||
荷解きも旅の続きや空高し | 知子 | ||
ドクターヘリ飛び立つ風や草の花 | ザザ虫 | ||
秋草や雨の匂ひを残す路 | まつ子 | ||
声明のごとく全山法師蝉 | 海村 | ||
レモン熟る潮の香届く島の昼 | 陽花 | ||
かなかなの鳴くや目薬さす時間 | 弥生 | ||
対岸は近未来都市ねこじやらし | ちあき | ||
鈴木占爐 選 | |||
(特選) | |||
身命のすみずみに沁む菊の酒 | まありい | ||
雨上がり草の香満ちて秋の宵 | 深雪 | ||
揺れ合へる高さ探りて草の花 | 久美子 | ||
(並選) | |||
頼るものまだ身ぢかに居とろろ汁 | 洋 | ||
あぶれ蚊や坐して読経の僧の衿 | 洋 | ||
過ぎし日に苦き日少し秋刀魚焼く | 洋 | ||
葛に遭ふ命日思ふ人想ふ | 純子 | ||
空き瓶に秋草挿して厨かな | 香文 | ||
本郷に古りし下宿屋草の花 | 陽花 | ||
水引草見つけて触れてモネの庭 | 知子 | ||
かなかなの鳴くや目薬さす時間 | 弥生 | ||
萩咲いて人恋しきは旅の宿 | まつ子 | ||
秋を行く大波小波汀まで | 都代子 | ||
花野めく狭庭の垣を繕ひぬ | 明子 | ||
ここもまた捨畑なりや草の花 | ザザ虫 | ||
山田知子 選 | |||
(特選) | |||
秋草や雨の匂ひを残す路 | まつ子 | ||
日捲りのにはかに薄き九月かな | 海村 | ||
過ぎし日に苦き日少し秋刀魚焼く | 洋 | ||
(並選) | |||
歯磨きのミントの醸す今朝の秋 | 榮 | ||
雨上がりただ一鳴きの秋の蝉 | 榮 | ||
生まれたるばかりの星も天の川 | 都代子 | ||
草の花束ねて活くる益子焼 | 都代子 | ||
網元てふ遠つ | 陽花 | ||
彼岸花血族にあるわだかまり | 久美子 | ||
長雨に身を伏して耐へ秋の草 | 怜子 | ||
秋湿り塩味つよきクロワッサン | ちあき | ||
あぶれ蚊や坐して読経の僧の衿 | 洋 | ||
露草や今でもずつと片想ひ | 弥生 | ||
狗尾草集合場所はあの空き家 | 香文 | ||
台風の機嫌取りつつ旅支度 | 深雪 | ||
会員選最多句(12名) | |||
過ぎし日に苦き日少し秋刀魚焼く | 洋 | ||
今日の一句 | |||
揺れ合へる高さ探りて草の花 | 久美子 | (根来久美子 80文国) | |
ちか道の地蔵の笑みや草の花 | 占爐 | (鈴木顯一 62文哲) | |
雨上がりただ一鳴きの秋の蝉 | 榮 | (鈴木榮 64経経) | |
ドクターヘリ飛び立つ風や草の花 | ザザ虫 | (小池拓夫 64法法) | |
かなかなの鳴くや目薬さす時間 | 弥生 | (岩渕純子 64外英) | |
剥く指に梨の雫のぶらさがり | 都代子 | (坂井都代子 66文英) | |
摘みたくもやはり野に置け野の花は | まつ子 | (中岡昭子 67文教) | |
秋霖の午後野菜スープ炊く匂ひ | 怜子 | (和高怜子 67文新) | |
あぶれ蚊や坐して読経の僧の衿 | 洋 | (後藤洋 68理物) | |
声明のごとく全山法師蝉 | 海村 | (畔柳文雄 68理物) | |
山霧に包まれ木霊呼んでみる | 陽花 | (野地陽子 69外英) | |
命日に秋草生けにみえし人 | 明子 | (中村明子 70文史) | |
虫たちの声ミとソとラかも知れぬ | さむ | (新山修 71経経) | |
新栗やちがひの分る人のパフェ | まありい | (吉迫まありい 73国際) | |
吹き荒るる花野にひとり草間彌生 | ちあき | (國司千晶 74文仏) | |
一面の稲穂豊かに伊勢の旅 | 百合子 | (門倉百合子 75文独) | |
雨上がり草の香満ちて秋の宵 | 深雪 | (岩瀬深雪 78外独) | |
空き瓶に秋草挿して厨かな | 香文 | (田中香文 79文国) | |
児の進むままゑのころの触るるまま | 知子 | (山田知子 79文国) | |
草の実のよくつく服とつかぬ服 | 純子 | (梅本純子 82文仏) | |
【次回例会】
日時: |
10月29日(第5木曜) 12時10分投句締切 |
場所: |
ソフィアンズクラブA・B会議室 |
兼題: |
「新蕎麦」「走り蕎麦」 |
【11月例会】
日時: |
11月26日(第4木曜) 12時10分投句締切 |
場所: |
ソフィアンズクラブA・B会議室 |
【12月例会】
日時: |
12月17日(第3木曜) 12時10分投句締切 |
場所:予定 |
ソフィアンズクラブA・B会議室 |
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