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春季全国代議員会を開催―5/22
新年度の事業計画と予算などを承認。コロナに負けない大学の姿も

2021年05月26日

 ソフィア会は5月22日(土)午後2時から、2021年度春季全国代議員会を開催しました。昨年の秋季全国代議員会に続き、今回も新型コロナウイルスによる感染を考慮して、電磁的投票およびオンライン併用形式での開催となりました。

●母校への支援を積極推進

 当日は、会長ほか限られた数名の発表者がソフィアンズクラブに集合、多人数で使われるWeb会議システム「Zoom」によって議事が進められ、146名の代議員がオンラインで参加しました。今回も質問は事前に受け付け、議事議決も事前にオンラインまたは郵便で行いました。しかし、いくつかの意見は寄せられましたが特に質問はなく、7つの審議事項について各担当委員が説明する形になりました。
 開始時間の午後2時前、多くの代議員がZoomの閲覧URLにアクセスして待つ中、画面に司会の森俊雅総務委員長が映し出され、代議員会がスタート。まず、鳥居正男ソフィア会会長が開会挨拶を行いました。
 鳥居会長は「昨年は新型コロナに翻弄された一年となりました。キャンパスが閉鎖され、学生にとって課外活動も自由にできない状況で、新入生や今年卒業を迎えた学生への対応など、大学にとって大変なご苦労があったこと思います」とこの間のコロナ禍での大学の状況に触れたあと「ソフィア会の果たす大事な役割は、母校への貢献と学生支援です。新型コロナの影響で、ご家族からの援助が減り、またアルバイト収入が減るなど、生活に困窮する学生を支援するための、コロナ禍学生支援募金には、卒業生から約3,600万円のご寄付をいただきました。また、ソフィア会からは、別途6,000万円を寄付させていただきました。コロナ禍で、大学の在り方が問われています。苦学生が、これほど多くいることも私にとっての驚きでした。このような時期ですので、ソフィア会は母校へのサポートを積極的に進めていきたいと思います」と語りました。

●コロナ禍で大学は―キャンパスでの感染者はゼロ

 続いて、上智学院の佐久間勤理事長、上智大学の曄道佳明学長からリモートでご挨拶をいただきました。
 佐久間理事長は「今、キャンパスでのコロナ感染は生じていません。この間の、就学支援のための経済的支援、奨学金、オンライン授業などソフィア会のさまざまな支援に対し感謝申し上げます」と述べたあと、現在上智学院が次の時代に向けて取り組んでいる「SDGs」について紹介しました。
「これは一昨年、教皇フランシスコが来校されましたが、そこでの弱い立場にある人を大切にする、そこで私たちの家である地球も助けなければならないとのメッセージに基づく取り組みで、サスティナビリティ推進本部を立ち上げました。現在、四谷キャンパスでは100%再生可能エネルギーを達成していますし、現在進めているメインストリートの整備も環境に配慮して行っています」
 続いて曄道学長も、まずコロナ禍でのソフィア会の支援に対し感謝の言葉を述べた後、最近の大学の様子を語るにはやはりコロナへの対応を紹介することが適切として以下のように述べました。
 「上智はすべての学部がワンキャンパスにあり多様性のある学際的な学びの環境を提供できるわけですが、逆に多くの学生が集中するということになります。そこで『学びを止めない』ということで、『Sophia New Normal』とのキャンペーンを実施し、対面とオンライン授業の割合を状況に合わせながら運用しています。オンライン教育環境では上智の国際性を発展させることができ、世界とつながりやすくなる、教育の自由度が向上するという効果があり、これを最大限引き出したいと思っています」

●7つの審議事項を説明、承認

 続いて議事に入りましたが、定めにより鳥居会長を議長として、最初に定足数を確認。「代議員数504名、事前のWeb投票者数348名、はがきによる投票者数21名、投票者数合計は369名で代議員の半数253名を超えており、ソフィア会会則第16条の2により、すべての審議事項の決議に必要な定足数を満たしています」として審議に入りました。
 今回の審議事項は7つ。審議事項1の「新規代議員の承認」は茂木敬司役員選考委員会副委員長が、同2の「新規登録団体の承認」は上原隆一組織委員会委員長が事前配布した資料を表示しながら説明。続く審議事項3「2020年度事業報告・決算報告及び 監査報告の承認」と審議事項4「2021年度事業計画及び予算案」については、前者を鳥居会長が、後者を大川成儀財務委員長が、またこの中でソフィア会奨学基金残高報告については江波戸隆明総合調整委員会副委員長が画面共有の形で説明しました。ソフィア会公式行事であるASFとASCについても個別に会計報告を行いました。2020年度決算報告については、長村彌角監事が「適正に表示している」と監査報告を行いました。
 その後、審議事項5の「会則の改定」は森総務委員長、審議事項6の「被顕彰者選考委員会委員の互選」は宍戸周夫前被顕彰者選考委員長、審議事項7の「役員選考委員会代議員選任委員の選出の件」は上原役員選考委員会副委員長が資料を示して説明。これらの審議事項については事前投票がすでに行われており、代議員会ではそれぞれの項目ごとに承認、議長一任、反対、保留の数字を表示、すべての議題が可決されたことが報告されました。
 続いて報告事項として、30日に開催するASFについて、金谷武明2021ASF実行委員会副委員長・総指揮が視聴方法や見どころなどを解説。代議員会は予定通り進行し、定刻前に滞りなく終了しました。

宍戸周夫(常任委員、1971法法)


鳥居会長

佐久間理事長

曄道学長

ASF2021の紹介

Zoom参加の皆さん

ソフィアンズクラブ配信の様子