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上智大学100周年記念「上智・町屋セツルメント大集合」5月26日

2013年05月18日

昭和7年(1932)、イエズス会が東京・荒川区町屋に上智厚生館「町屋セツルメント」を開設し、昭和10年来日されたミヘル神父が住み込みで、何んと昭和48年までの38年間にわたり地域の社会福祉事業に身をもって尽くされ、現在の社会福祉法人「上智社会福祉事業団」(医療、保育、老人ホームなど12事業運営)に受け継がれています。
戦時中は、品田教授や刈田教授が学生としてミヘル神父を支えたとの記録があり、大変なご苦労があったようです。
戦後、昭和28年頃から昭和48年上智大学生の出入りが断たれるまでの20年間、多数の上智大学男女学生がボランティアとしてセツルメント活動に参加し、青春の思い出を残して卒業して行きました。

主なセツルメントの活動としては、昼は小学生を対象とした「子供会」、夜は中学生に英語を教える「英語会」でした。クリスマス会、見学旅行、夏の臨海キャンプなどには聖心女子大学学生が積極的に加わってくれました。特に、毎年夏休みに鎌倉や逗子に子供たちを泊りがけで招待してくださったことは子供たちとっても、セットラーにとっても忘れられない楽しい想い出です。
この20年間、学生が青春のエネルギーを投入したセツルメント活動は、学生にとって、また教えられた生徒にとっても、親しみと尊敬が入り混じるお互いの人間関係のなかで双方が人間形成に貴重な役割を果たしたことは事実です。
併設する保育所の若い保母さんと学生のロマンスも多々実っています。

しかし、この20年間の上智大学学生のボランティア活動の記憶・記録が消えかかっています。そこで上智100周年を機に、関係したセットラー、生徒,保母、聖心女子大生が大集合の呼び掛けに応じ、一堂に会して想い出を甦らそうではないか。そして、これを機に写真や想い出文を載せた文集をつくり、次世代に記録を残そうではないか、というのがこの大集合の主旨です。

どうぞご関心のある方は、5月26日、2013ASF当日、上智大学1号館405号教室へお立ち寄りください。(11時~15時オープン)

呼び掛け人:野村秀夫(1959経商)、阿部昌子(1963文教)
野坂秀男(1964文英)、古屋 毅(1957経商)