第12回史学科同総会秋の見学会ご報告
2017年11月30日
11月25日、12回目の史学科同窓会秋の見学会を国立市立歴史公園におきまして史学科OBで同市ふるさと文化財課の中野 純さんのご案内のもと開催いたしました。
JR西国分寺駅集合後、7世紀後半に作られた上総国と武蔵国を結ぶ東山道武蔵路、聖武天皇の詔により建てられた国分寺の僧寺と尼寺の遺跡が発掘調査、保存・整備されている広い公園内を、中野さんの丁寧な解説をいただきながらゆっくり散策しました。武蔵国分寺は全国の国分寺の中でも最大級で、寺院に関連する集落を含めると東西1.5㎞、南北1㎞、七重塔の高さは60mと推定されています。金堂跡の基壇はちょうど修復工事中でした。14世紀分倍河原の戦いで国分寺は焼失しましたが(薬師堂は再建)、遺構を実際に歩き、資料館に展示してある瓦などの出土品を見て、創建当時の壮麗な様子、当時の人々の暮らしに思いをめぐらせました。
武蔵国分寺跡資料館は国分寺崖線の麓のおたかの道湧水園内にあり、真姿の池のすぐ近くです。ちょうど紅葉も見頃でお天気にも恵まれ充実した歴史散歩でした。ご協力、ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
井野睦子(1981文史)
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