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会長新年挨拶
今こそ、ソフィアンの絆を

2021年01月01日

新年明けましておめでとうございます。

 昨年9月の代議員会でソフィア会会長に任命していただきました鳥居正男です。上智大学ソフィア会の活動に、いつもご理解とご支援をいただき深く感謝申し上げます。新型コロナウイルス感染が広がり困窮学生への緊急支援などの対応のため3か月間、戸川前会長には続投をしていただきました。これまで、ソフィア会を引っ張ってきてくださいました戸川会長始め役員の皆様方にこの場をお借りいたしまして、改めて感謝を申し上げます。
 私が上智大学で勉強をしましたのは50年前にさかのぼります。昨年は金祝だったのですが、新型コロナの影響で延期となってしまいました。思いも寄らず金祝の年に会長就任の機会を頂戴しましたので、新年を迎えるにあたり、50年前に思いを馳せてみました。私は高校生の時から何としても上智に入りたいとの気持ちが強く、幸いにもその願いが叶い、1966年に外国語学部ドイツ語学科に入学いたしました。英語の勉強もしたいと思いESSに入り、顧問をされていた英語学科教授のFr. Forbesとの出会いが私の人生を決めることになりました。

 私たちの間では「ブスさん」と呼ばれていた、その底抜けに明るく優しい人柄故、授業の後もクラブ活動の時もいつも多くの生徒に囲まれ、夜でも神父館のフォーブス神父の部屋には生徒が入り込んでいました。私もそのなかの一人で、毎週少なくとも一回、多い時は一日おきくらいにクラブの運営や留学などについて相談に乗ってもらいました。自分の持っている時間はすべて生徒のために捧げる、という言わば完全なる自己犠牲の姿を肌で感じ取る機会を頂いたことが、私のその後の人生の原点になりました。自分も他人のために尽くすことができる人間になりたいとの思いを持ち、今日まで社会人生活を送って参りました。

 私は上智大学が大好きです。そして上智大学は世界で一番素晴らしい大学だと勝手に確信しています。ただ最近は、他の多くの大学もグローバル化を旗印にしていますので、上智らしさが出にくくなっているのも、事実だと思います。佐久間理事長や曄道学長を始め大学の先生方はソフィアのユニークさをどう見つけていくかを真剣に考え取り組んでいらっしゃいます。

 さて、新型コロナウイルスはまだわからないことが多く、先が見通せないことで私たちは不安な毎日を過ごしています。今回、日本の抱えている課題がはっきり見えてきたと思います。もちろん未曾有の経験ですので、手さぐりにならざるを得ないことは当然としても、国のリーダーシップが見えず、一貫性に欠けるメッセージにより国民が振り回されてしまっているのは残念なことです。

 社会人生活を経験し組織を任される立場になってからは、どうすればよりよいリーダーになれるかを日々考えて来ました。組織から与えられる権限に頼って指示を出すことで仕事は回りますが、それだけではやる気あふれる社員が生き生きと仕事をする活気のある職場にはならないと思います。人から信頼され安心感を与えられる。あの人が言うのなら心配ないからついていこう、と思われるような人を引き付ける魅力は、人間としてのやさしさや深みから来るのだと思います。その原点は人間性、人間味ではないでしょうか? 欧米、特にヨーロッパの経営者と話しをしていつも感銘を受けるのは、教養の深さです。ヨーロッパは言語、文化、歴史、宗教、芸術などが違う国が隣接していて、多様性を日常的に経験しているので教養が自然に身に着くのかもしれません。一方、日本はというと、島国で日本語だけ話せば苦労のない環境の居心地の良さに安住してしまい、内向きで世界に目を向けなくなっていることが心配です。グローバル化はますます進んでいきます。グローバル環境で標準語となっている英語力、人前で自分の意見を説得力を持って述べる力に欠けるのは、多様性が豊かな環境では圧倒的に不利です。

 曄道学長が、スーパーグローバル大学の中で突出するために個性、稀少価値をどう見出すか、という課題に向けて、日本から海外の大学へ留学する学生を増やし、上智への海外留学生をさらに積極的に受け入れ英語での授業を増やすという、多様な英語教育を充実してグローバル化を推進し、同時にリベラルアーツ教育に力を入れ教養を高める教育を目指されているのは、まさに上智らしさを発揮する方向に進んでいると思います。ソフィア会としてもどうすれば大学の力になれるかを検討し、全力で貢献をしていきたいと考えています。
 何となく日本は元気がなく自信を失ってしまっている気がしてなりません。しかし、コロナの広がりを一定レベルで押さえていることができている、日本人の持つ規律性や清潔感に加え、勤勉性、チームワーク、誠実さ、人への思いやりの気持ちなどは、世界に誇れる大変な強みです。グローバルな視野を持ち、ダイバーシティを自然に受け入れ、他人を大切にし、人情見あふれるソフィアンをどんどん輩出して元気な日本の再生に上智大学が貢献できるように支援ができれば幸いです。

 ソフィア会は全世界に広がる、卒業生同志や卒業生と母校をつなぐ上智大学の同窓会組織です。海外65 か所含む312の登録団体があります。同じ教育精神を学んだ上智大学の卒業生は、「つなげよう、拡げよう、深めようソフィアンの絆」というスローガンの元に、どこで出会ってもお互いに理解し合える強い絆があります。このソフィアンのネットワークの輪が広がるよう皆さんのご協力、ご支援をお願い申し上げます。

 ソフィア会会長に就任したあと、新型コロナウイルスの影響で皆さんとお会いしてお話をする機会が持てずに、歯がゆい思いをしています。一日も早く正常が戻り、一人でも多くの卒業生や現役の学生の皆さんと直接お会いできる日が来るのを楽しみにしています。

2021年元旦
上智大学ソフィア会会長 鳥居正男

上智大学ソフィア会会長 鳥居正男

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