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国際委員会:留学生による文楽鑑賞会ご報告

2017年01月11日

11月13日、「第4回トライアングルフェスタ 上智大学祖師谷文化祭」にて上智大学留学生によるスピーチコンテストが行われました。少しでも日本伝統芸能に触れていただこうと、留学生への参加賞に文楽鑑賞チケットをプレゼントしました。
彼らが初めてみた、体験したことのへの感想文をまとめましたのでご一読下されば幸いです。

文楽観賞感想文

上智大学法学部・地球環境法学科3年
安星

12月16日、日本の伝統芸能である「文楽」を見ることができました。2011年に日本に来てから、初めての伝統文化の体験でした。留学生にとっては、文楽や歌舞伎などを見にいける機会がなかなかなかったのですが、今回はソフィア国際委員会のおかげで体験できて大変よかったです。
「太夫」、「三味線」、「人形」のそれぞれの違う役割を演じていたのですが、タイミングに合わせて一体となっていたことが大変印象的でした。さらに、「人形」は3人が同時に演じており、そのコントロールも大変難しく感じました。
休憩の時間にバックステージに見学行きましたが、吉田玉男さんが大変親切に文楽について説明していただき、大変勉強になりました。来年は50周年というお話を伺った際に、大変感激を受けました。
内容については事前に勉強が必要だと感じており、これからはこのような日本伝統文化もっと体験し、もっと多くの留学生にこのような機会ができたら嬉しいと思いました。このような貴重な機会を与えていただき心から感謝の気持ち申し上げます。

文楽観賞感想文
        ――貴重な体験ができた

博士前期課程法学研究科 法律学専攻
頼宇慧

2016年12月16日に、期待していた文楽観賞の日がやっと来ました。
事前に文楽、歌舞伎及び能楽について調べてみましたが、説明の文書を読んでも分からなかったです。せっかくのチャンスなので、現場で同時開設イヤホンガイドをレンタルしました。残念ながら、解説を聞いても、字幕を見ても、ストーリの内容については十分わかっていなかったです。そのため、セリフを言う「太夫」と人形のパフォーマンスを重心として見ました。
年配の太夫も若い太夫も登場しました。年配の太夫は本当に目つきから、表情、体の動きまで、感情を込めて全身で表現しながらセリフを話しました。若い太夫も感情を入れてセリフを話しましたが、全体的な表現力から見ると、年配の太夫との差が明らかであると思います。
解説によると、大きい人形については、三人の人形遣いは一体になって操り、舞台で顔を出してよい人形遣いが人形の左手と頭を操り、黒い服装を着て、黒いマスクを被る二人が人形の右手と足を操ることが分かりました。小さい人形については、黒い服装を着て、黒いマスクを被る人形遣いが一人で操ります。ストーリに合わせながら、人形の目をつぶしたり、手を伸ばしたり、些細な動作まできちんと表現しました。感心しました。
25分の休憩時間帯に楽屋で50年間の経験を持つ吉田玉男先生にお会いできて非常にうれしかったです。吉田先生は親切に人形を持って、人形の操り方を教えてくださいました。また、「文楽」、「歌舞伎」及び「能楽」の違いに関する質問も分かりやすく答えてくださいました。いろいろ伺いたかったですが、休憩時間があっという間に終わりました。
文楽を観覧した後、歌舞伎及び能楽についてのパフォーマンスの情報も調べました。なかなかいい席を取れないし、チケットも高いです。より一層、ソフィア会国際委員会の方がチケットを予約しただけではなく、ちょうど中心にある席を取って、楽屋までの訪問を手配してくださったことについて、心から感謝の意を申し上げたいと思います。
このようなめったにない貴重な体験ができて、非常にありがたいです。どうもありがとうございました。

文楽観覧感想文

楊禹茜

先週の金曜日に、日本の伝統文化の文楽を鑑賞して、とても素晴らしかったと思います。日本の伝統文化といえば、茶道や着物や三味線などと思う人が多いです。私にとって、文楽という日本の伝統文化に接するのは初めてです。日本の文化の豊富さを更に感じることができます。
文楽に感動する点はいくつがあります。まず、美しい舞台です。舞台は人形のサイズに合わせて、本物の家とか自然風光をまねをして、作られました。材木の切り出しから、細工、組立まで拘りが見えます。毎回舞台が変わる時にサプライズを与えられました。それに、人形遣いたちの協調性に感動しました。1つの人形は3人の人形遣いが操っていたが、三人が力を合わせて、一人みたいです。私たちは、休憩の時に、楽屋見学しました。主遣いの師匠と話しました。師匠は50年以上文楽をやられたそうです。素晴らしい公演をするために、人形遣いたちは1つの動作を繰り返し繰り返し練習して、倍以上な努力をしました。私はこの粘りに感動しました。それに、物語を語る太夫に印象強いです。太夫は芝居や人物の性格を合わせて、語りました。プロな声が強く響きられました。
高度な芸術性を持つ文楽はさすが世界に誇るべき「日本のタカラ」です。とても感動しました。

この鑑賞会を開催にあたり、人形浄瑠璃の人形遣いの吉田玉男様をはじめ、多くの文楽協会の関係者様にご協力いただきました。この場をお借りして御礼申し上げます。ありがとうございました。

企画運営:上智大学ソフィア会国際委員会
協力:金祝燦燦会
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