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<3・11からまもなく1年 (4)> 「卒業生からのご支援に感謝、2年目のご協力を!」ソフィア会からのメッセージ

2012年03月07日

昨年3月11日に発生した東日本大震災から、まもなく1年になろうとしています。3月2日(金)掲載の第1回から5回にわたって、ソフィアンによる支援と行動を含めて東日本大震災関連の記事を掲載することといたしました。

第4回は、「卒業生からのご支援に感謝、2年目のご協力を!」と題して、被災学生就学継続支援募金への感謝と2年目もソフィアンの皆様からの暖かいご支援を賜りますようにソフィア会からのメッセージを掲載いたします。

卒業生からのご支援に感謝、2年目のご協力を!

世界が震駭した東日本大震災から早1年が経ちます。あの直後、多くの人は恐るべき自然の振る舞いに放心状態に陥りました。しかし、被災地の子どもたちは遠い未来を見据えて自分の足で立ち始めています。震災で家族を亡くし家を失ってもこうして踏ん張って生きている子どもたちを助けるために、私たち大人にできることは何かと考え、震災直後にソフィア会は大学と共に「東日本大震災による被災学生就学継続支援募金制度」を立ち上げました。次代を担う学生に、震災で得た教訓を決して忘れないでという気持ちと、大学教育を受け学ぶ意欲を支えていきたいという願いが込められています。
この被災学生就学継続支援募金は学内外から大きな反響を呼び、寄せられた支援金総額は2012年2月7日現在で9,206万円に上ります。

(内訳)

  1. 卒業生と地域・各種ソフィア会等団体(海外を含む)
    4,373万円(卒業生663名・129団体)
  2. 学生・ご父母      1,140万円(276名)
  3. 教職員         403万円(72名)
  4. 一般           539万円(70名)
  5. 企業           50万円(3社)
  6. SJ・イエズス会     2,701万円(11団体)


これまでに寄せられた支援金は、ソフィアンと地域・各種ソフィア会等の団体の皆さまが被災学生の痛みを共有して下さった証でもあります。ご協力に深く感謝申し上げます。

上智大学は、この支援金を88名の被災学生を対象として実情に応じ緊急見舞金・生活支援金の給付、入学金・同窓会積立金の免除、授業料・諸経費の減免などに2011年度分として7,530万円(2012年2月17日現在)を給付しました。特に、故郷を離れ東京で生活する学生への毎月5万円の生活支援には多くの学生やその父母から感謝の意が寄せられています。
被災地の復興には10年、20年かかるとも言われ道筋はまだまだはっきり見えてきません。大学は在校生の支援に留まらず、今春被災地から上智へ入学を目指した受験生400名の受験料を免除し、向学心に燃える高校生の入学に道を開く措置をとりました。ソフィア会としても息の長い被災学生支援を続けてまいります。この支援募金活動を通してソフィアンの絆が一層深まり、来年の大学創立100周年を多くのソフィアンと共に迎えられたらと願う次第です。震災から2年目を迎える今年も皆さまの暖かいご支援をお願い致します。