アイルランド・ソフィア会: ドイル神父様追悼ミサ@ダブリン (2025年6月22日)
2025年11月26日
6月22日(日)に、ダブリンのゴンザガカレッジ聖堂において、ご家族ご親族やアイルランドの友人方がお集まりの追悼ミサが行われ、参列いたしました。
ゴンザガカレッジは、ダブリンの住宅街の奥にある、豊かな緑の美しい、イエズス会の中学高校です。
ちょうど10年前の2015年に、ドイル神父様が「叙階50周年」のお祝いのミサをされた同じ場所で、ステンドグラスの美しい聖堂に足を踏み入れた途端に、想い出があふれてきました。
日本から上智の先輩方もたくさん参加された、なんともいえずにあたたかく懐かしい思い出です。
今回のミサは、2015年にドイル神父様を助けてごいっしょに司式をされたイエズス会のFather John Guineyの司式でした。「彼の長く美しい人生を祝うミサである」との言葉で始まり、とても和やかなミサでした。
ダブリンの大学で教えておられる本田啓輔さんも参列されていました。
本田さんのお母様とは何十年も以前からいつもご挨拶をさせていただき、SJハウスでドイル神父様と一緒にお話ししたこともありました。今回は啓輔さんとご一緒できた不思議なご縁に、きっと神父様が天からつないでくださったのだと感じました。
式後にお茶とケーキで懇親会があり、ドイル神父さまの甥御さん方とお話ししました。
外に出てくると、広々とした学校前の草原が美しく、心洗われました。
私ごとですが、田中にとってのドイル神父様とのおつきあいの始まりは、1995年に遡ります。当時の連れ合いを阪神・淡路大震災で突然亡くして悲しみのどん底にいたとき、こんなことばの書かれたカードを研究室のポストに入れていただいたことがきっかけでした。
---
死は、なんでもないことです。
私は、ただ隣の部屋へと先に行っただけ。
私は今も、私のまま。
あなたは今も、あなたのまま。
私たちは、これまでと同じように語り合い、笑い合いましょう。
私の名前を、これまで通りの声で呼んでください。
いつものように、変わらぬ調子で話しかけてください。
どうか、厳かにしたり、悲しみに沈んだりしないでください。
私たちがともに分かち合った笑いや冗談を、これからも思い出して笑ってください。
祈り、想い、語りかけてください。
私の名前が、これまでと変わらず、口にされますように。
まるで、そこに私がいるかのように。
命の絆は、途切れてなどいません。
私があなたの視界から見えなくなっただけ。
だから、忘れないでください。
私は、すぐ近くにいます。すぐそばで、あなたを待っています。
すべては、うまくいっています。
--
「死とは断絶ではなく、愛や関係はそのままに続いている、亡くなった人がどこかに消えてしまったわけではなく、すぐそばにいて、以前と変わらずに存在している」という優しいメッセージです。
「また会う日まで」。死別の苦しみに寄り添ってくださった記憶を思い起こし、神父様のご冥福をお祈り申し上げます。
田中幸子(外仏1982)
McCann史織(外仏2000)




アイルランド・ソフィア会の最新情報
2025年11月26日 |
June 22 - Memorial Mass for Father Donal Doyle in Dublin |
2025年10月28日 |
|
2025年10月28日 |
|
2025年11月26日 |
|
2025年11月26日 |
June 22 - Memorial Mass for Father Donal Doyle in Dublin |
