ベルギー・ソフィア会
-エリザベト音大学長兼理事長
川野祐二氏 来白 (4月16日)
2023年05月09日
4月16日(日)、イエズス会のエリザベト音楽大学学長兼理事長の川野祐二氏(1981文史)が広島より来白されたので、ブリュッセル旧市街のレストランにて、川野氏を囲む会を開催しました。
川野氏は私の大学時代からのソフィアン旧友。10年ほど前に学長となった川野氏に久しぶりに再開した際、「そのエリザベトというのはどこのどなた?」と聞いてしまったのです。実は、エリザベトとは、かつてのベルギー王国アルベール一世の奥方で、音楽や芸術をこよなく愛したエリザベート王妃のこと。戦前から日本で布教していたイエズス会士のゴーセンス神父が、戦争と原爆投下で荒廃していた広島の惨状を前に、音楽で心の復興をと考えて音楽学校を創設し、その後エリザベート王妃がご自身の名前を冠することを許したというベルギーとゆかりの深い学校なのです。
再会した時、近年途絶えてしまっているベルギーとの関係を復活させたいという思いを語ってくれたので、以来、関係を修復していこうとあちこちに働きかけ、2019年末、休眠状態にあったブリュッセル王立音楽院(オランダ語校)との交流協定を蘇らせたところでコロナ禍に突入。今回の来白で再スタートを確認し、今後、学生や教授陣の交換、共同演奏会、マスタークラスなど、いろいろの取り組みに発展していく予定です。
今回の川野氏を囲む会では、ベルギー・ソフィア会旗を初お披露目。ベルギーソフィアンの出席は少なかったので、ルクセンブルクやドイツ・デュッセルドルフなど、近隣にもお声をかけ、また、音楽でベルギーに留学したり活動したりしている若手の皆さんにも集まっていただきました。
おかげでとても賑やかな楽しい会合に。今年になって新たなソフィアンからも連絡が来ているので、もりあげたいと願っています。歓迎会もかねて次回は夏のBBQかなと考えています。
ベルギー・ソフィア会会長 栗田路子(1982文心)

【右手前から】
川野祐二(1981文史)
新井一郎(1981外独、ドイツ・デュッセルドルフソフィア会幹事代表)
奥山杏子(2020法国関)
林絵莉花(ルクセンブルク大学留学生、法法)
【左手前から】
栗田路子(1982文心)
フックス真理子(1975文史、ドイツ・デュッセルドルフソフィア会)
アンジュレ由理(1992外仏)
そのほか、ベルギーで音楽を志す皆さんとともに。
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