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さいたまソフィア会大人の遠足(第4弾)開催報告(11月7日)
~『埼玉県出身の偉人 渋沢栄一ゆかりの史跡めぐりIN深谷』~

2020年12月11日

 さいたまソフィア会は、過日(11月7日)『埼玉県出身の偉人 渋沢栄一ゆかりの史跡めぐりIN深谷』をテーマに「大人の遠足第4弾」を開催いたしました。コロナ禍であり、参加人数を縮小し、ソーシャル・ディスタンスにも配慮した形で、秋晴れのなか、深谷の長閑な田園風景を眺めながら、ご参加いただいた皆さまと有意義で楽しい1日を過ごすことができました。
渋沢栄一は、日本資本主義の父と称されており、その業績は筆舌に尽くし難く、今回の散策で、その業績や人柄にも触れることができて学びのある活動になりました。

 JR深谷駅に午前10時に集合し、自己紹介と記念撮影をし、駅前に鎮座する渋沢栄一の銅像を仰いでから散策をスタートしました。嘉永元年(1848年)創業の造り酒屋「藤崎藤三郎商店」の煙突(埼玉県指定景観重要建造物)はレンガ作り日本一を誇る深谷ならではの試みを感じました。日本煉瓦製造の資料館(国指定重要文化財)にも足を運び、煉瓦輸送専用線路の跡地(遊歩道)4kmをひたすら歩き続けました。資料館は、ホフマン輪窯(現在保存工事中)によるレンガ製造工程やレンガについて学べる貴重な施設です。午前中の散策を終え、昼食後「道の駅おかべ」で深谷の新鮮な野菜、漬物、お菓子等をお土産に購入して、深谷ネギの最高級品といわれる「新戒ネギ」畑をみながら渋沢栄一生誕のエリアを散策しました。深谷ネギが最高に美味しくなるのは霜が降りる12月から1月のようですが、甘味たっぷりの最上級のネギを堪能しがてら、再度訪れてみても良いかと考えます。次の散策先は、旧渋沢邸中の家(なかんち)、渋沢栄一記念館、鹿島神社、尾高惇忠の生家、清風亭・誠之堂で、当日は地元小学校で教鞭を取りながら、長年渋沢栄一の研究に努めてきた橋本実先生に、ご案内をしていただきました。橋本先生から大変奥深い解説を聞くことができました。なかでも渋沢栄一のお母さんが自ら羅病患者たちの体を洗ってあげた井戸の説明は大変感銘を受けました。論語の学びを実践し、道徳経済人としての生涯を貫いた渋沢栄一は幼い時からお母さんの慈悲深さを見て育ったことから、家庭内の教えや教育の大切さを学ぶこともできました。
渋沢栄一を主人公に描いたNHK大河ドラマ「青天を衝け」が2021年2月より放映される予定ですが、当会の活動を通して、いち早く渋沢栄一の生涯や業績について知る機会に恵まれたことを大変嬉しく感じてます。

 今回の散策では約12kmの行程を歩きましたが、健康な汗をかき、大変充実した屋外での活動になりました。
 さいたまソフィア会は来年も皆さまと有意義な活動ができるように色々な企画をしていきたいと考えております。今後も皆さまのご参加を心待ちにしております。

文責 岡田浩一(1978法法)他 幹事一同



東京駅風レンガ造りの深谷駅での集合写真です。


駅前ロータリーに鎮座する渋沢栄一の銅像です。

藤崎藤三郎商店のレンガ造りの煙突です。埼玉県指定景観重要建造物です。


レンガを輸送した専用線にある備前渠鉄橋(国の重要文化財)

深谷ネギで最高の美味は霜が降りた頃の新戒ネギだそうです。


渋沢栄一生誕の地にある、中の家を背景に記念撮影。


中の家の庭にて、橋本実先生の説明に力がこもってます。

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