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さいたまソフィア会主催大人の遠足第2弾
「新緑の見沼田んぼを訪ねる」開催報告

2019年05月23日

令和元年5月11日(土)さいたまソフィア会主催大人の遠足第2弾「新緑の見沼田んぼを訪ねる~見沼通船堀と水風景」をテーマに21名のソフィアンとその友人が新緑の見沼田んぼ散策を楽しみました。走行距離約12km、最高気温28度Cの厳しい条件の なかでしたが、全員が無事に完歩することが出来ました。
当日の散策行程や見学場所等を本稿に綴らせていただきます。10:30にJR東浦和駅に集合し、自己紹介で参加者の気持ちも和みいざ出発。見沼通船堀公園の竹林の中を進み、約300年前に徳川吉宗により新田開発のために開削された見沼代用水。年貢米 を江戸に運ぶ為に、この代用水と芝川を繋ぐ閘門式の運河が作られたという先人達の知恵には驚かされました。舟運の差配役の鈴木家住宅も公開されており、納屋や米蔵や艜船を見学することもできました。その後見沼代用水東縁を北上し、川口自然公園⇒浦和くらしの博物館民家園⇒見沼ヘルシーランドと行程どおり順調に進み、昼食時間。ヘルシー弁当とおそばを食し、暑さに耐えかねビールで喉を潤した参加者も大勢。
午後は、見沼代用水をさらに北上し、国昌寺に到着。曹洞宗のお寺で、暴れる龍を抑えるため、左甚五郎(江戸時代の名匠。日光東照宮の眠り猫で有名。)が山門に龍を彫り、閉じ込めたと伝えられています。その後、緑のトラスト保全1号地である斜面林を観察。 この付近は、見沼原形保全区間として、代用水の護岸が木柵のままの状態で保存されています。続いて、最後の訪問地の「さぎ山記念公園」に到着。この公園は250年の歴史ある、鷺の集団営巣地であった「野田のさぎ山」を記念して作られたものです。自然と人間の共生を考える大変貴重な体験ができました。
今回の散策では、300年前の先人達の知恵を多く学びました。私達は、この歴史遺産であります見沼代用水を現在も使っております。治水機能を有する見沼田んぼですが、これまでも都市開発の波を幾度となく受けて来ました。水を司る龍神様に静かに見守られながら、この大規模な緑地空間を保全していかなければならないとあらためて感じました。
全ての散策行程を終了し、大宮駅までバスに揺られながら、心地よい疲れを感じつつ夢心地で帰って参りました。
最後に希望者による懇親会にも17名が参加し、疲れを全く感じさせず、和気藹々とした雰囲気のなか、交流も更に深まり、次の企画への期待も益々大きくなってまいりました。今回参加されたソフィアン及びそのご友人の方々をはじめ、多くのソフィアン及び関係者の皆様の参加を楽しみにしております。

大島 誠一郎(1977法法)


JR東浦和駅前に集合!!

龍神祭りが毎年行われます

国昌寺~左甚五郎作と伝えられている龍が彫られてます

民家園~市内に伝わる伝統的な建造物が移設・復元

見沼代用水を見ながらひたすら歩く。

さぎ山記念公園

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