マスコミ・ソフィア会
第3回 カルチャーソフィア寄席 開催報告
2026年04月24日
マスコミ・ソフィア会と落語ソフィア会共催の「カルチャーソフィア寄席」が3月14日(土)6号館ソフィアンズクラブ会議室で開催されました。話芸で江戸文化を学ぶ新しい趣向が好評を博し、今回は50名を超える参加者で賑わいました。
映画『国宝』に因むマスコミ・ソフィア会の大越会長の挨拶の後、開口一番は二つ目ながら、春風亭枝次さん(2014文新)の落語『死ぬなら今』。極度のケチで知られる主人公が死の間際に地獄へ持っていく賄賂の小判を偽物にしようとし、地獄が大混乱に陥る奇想天外な滑稽噺。地噺もふんだんに語って、まるで創作のような趣でした。
続いては、講談師 神田ようかんさん(2021院前文英)が登場。落語ソフィア会の高久事務局長が「いずれ伯山を超える!」と一推しの講談界の綺羅星です。演じたのは『天正三勇士出合』。 後藤又兵衛、 母里太兵衛(もりたへえ)、 野村太郎兵衛・・後の名軍師や豪傑となる若き日の3人が、互いの正体を知らぬまま出会い、その実力を認め合う場面を気合たっぷり、表情たっぷりに聞かせてくれました。
そして今回のトリビアは映画『国宝』が大ヒットして注目された歌舞伎にスポットを当て、「江戸の芝居事情」について、落語家ながら司書の国家資格を持つ博識の入船亭扇治師匠(1986文新)と春風亭枝次さんとの掛け合いで解説。「なぜ女形は生まれたのか?」「江戸時代の芝居はなぜ昼の部だけだったのか?」「夏に怪談芝居が流行ったもう一つの理由は?」を映像を交えながらの説明に、なるほど!
中入りの後、トリを務めたのは扇治師匠で、古典落語『中村仲蔵』。最下級の役者階級から江戸三座の座頭にまで出世した大役者、初代中村仲蔵が出世していく様を、『仮名手本忠臣蔵』の五段目・斧定九郎のエピソードをメインに据えて語る噺です。後世に残る新しい役の型を作り上げるキッカケとなったのが、夕立で駆け込んだ蕎麦屋での下級旗本との出会い。その場面は雨に濡れた男の風体が目に見えるようで思わず惹き込まれていきます。
江戸の芝居、歌舞伎の世界を堪能したひと時でした。
2026年4月1日
常任幹事、文化事業委員長
手島真理子(1973文仏)

写真タイムでは出演者3人勢揃い

春風亭枝次さんは荒唐無稽な滑稽噺

トリの扇治師匠は人情噺『中村仲蔵』を
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