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「ニューヨーク・東京会」
秋の小旅行「ぶどうぶどうぶどう」

2022年11月28日

1996年頃、最後の駐在員でニューヨークに居たときに「ニューヨーク・ソフィア会」会長時に、この愛する小粒でピリリと辛いソフィアという大学とのかかわりを深く感じていた。東京へ帰任することになった時に、「浅川さん、今後も東京で続けてつなげていって」と先輩に言われたので、数人の仲間と「ソフィア会ニューヨーク東京支部」を立ち上げた。しかしニューヨークから帰国後全国に散らばったソフィアンを集めることは容易ではなく、開き直って「小さくてもソフィアン意識が感じられるような集まりにしよう」と決めた。でも本部がやっていることも横目で見ながら、「何か小旅行をやってみたい」と思うようになり、手始めに「足利フラワーパーク」に行き、ソフィアンの社長などの仲間との交流で成功すると、「自分の故郷ともいうべき山梨の美しさ」を皆さんに見せたくなった。
そこで2-3年前に「春の桃の花見か、秋のブドウ狩り」を企画して、やはり山梨ソフィア会の当時の会長様と連絡を取り始めたときにおこったのが「コロナ禍」だった。すべてが「待て」だった。しかしとうとう待ちに待った今年の秋のイベントを決めた。
参加者集めは大変だったが、いったん燃え上がった気持ちは抑えることができず、ピリリと辛い旅行を決めた。幸いにも前会長を含めた「山梨ソフィア会」の親切なご支援、アドヴァイスがあったことが勇気のもとだった。そしていまだコロナが悩ませる中で10月8日に決行した。以下に簡単にまとめて報告させていただく。もちろん、ニューヨーク時代からずっと支援してきてくれたMN女史に勇気つけられたことは論を待たない。


コロナがピークアウトしてきたのかな、という中で、ウクライナ問題はいよいよ複雑化し、国内も未曽有の政治混乱の中だったが、今回あえて第三回目を決行した。題して「ぶどうぶどうぶどう」ということで、山梨ぶどう郷、そしてワイナリー見学、というプログラムを組んだ。今回も、事前申し込みは鈍く、申し込みのあった中で予期せぬ突然の不都合によるキャンセルが相次ぎ、心配したが、そこは決めたこと、相変わらず小さなグループでの旅行の始まりだ。本会は大きな目的であった「山梨ソフィア会の幹部の方々との交流」ということもあって、現地からも励ましのお言葉をいただき、意を強くした。07:30発特急あずさに乗り込み、指定席に座ったが、秋の旅行シーズンでしかもコロナからの立ち直り旅行客がとても多く、満員だった。それでも席に座って、持参して配ったアーモンドチョコをぼりぼり食べ始めればもうムードはすっかり出来上がっていた。途中八王子からは久し振りの参加であったYM博士が合流、にぎやかになった。とはいえ、状況下まだまだ静かにしていたことを思えば、改めてジャストサイズってあるもんだな、と思い、元気が出た。


石和温泉郷で下車、予約していた大型タクシーに乗り込み、さっそく最初の目的地、「甲斐善光寺」にお参り、豪華なお寺の中で、完全な暗闇の中で柱をぐるりと回る、お参りも含めて結構な目新しさを味わい、次の「旧富岡男爵邸=重要文化財指定決定」に行き、ずっと家主であり、たまたま私の従弟でもある富岡道明氏の案内で、家の中隅々までみせてもらった。当初建てた富岡敬明旧男爵の好みを反映して、結構洋風な仕掛けが詰まっており、皆様の興味を引いたので安心した。


そして今回の「ぶどうぶどうぶどう」でも重要イベントであった「酒折ワイナリー」見学。先ほどの甲斐善光寺、旧富岡男爵邸などが立ち並ぶ尾根の隣に位置していて、甲府盆地の眺めがよいところに立地しており、幸いなことに、収穫したブドウを機械に運び込み、つぶしてジュ―スをしぼりだすところから、醸造への過程が見られ、その間に社員でソムリエの吉田氏の名調子で、ワインのいろいろを学ぶことができ、気が付けばかなりの量のワインを試し飲みでいただき、心地よくなった。赤白ワインはもちろん、最近山梨から始まったといわれるはやりのオレンジワインについても講義いただいた。そしてデラウエア―からできた非常に飲みやすい白ワインも好評で、皆様買い求めていた。


そうしていよいよ今回の目玉である「山梨ソフィア会」との交流。勝沼にある、よい立地条件で風光明媚な「勝沼フルーツパーク ホテル富士屋」で開催した。当日は大賑わいでしたが、展望抜群の個室を取っていただき、玄関ホールでお出迎えいただいた。ホールから大階段をあがるころにはすでに3名の幹部の方々と全員が打ち解けて、非常に良い雰囲気で始待った。普段寡黙な私が、あまりに行き届いたアレンジをしていただき感謝していたので、ご挨拶ではしゃべりすぎた。それにつけても、改めて「とても良いサイズのグループ交流」となり、本当に皆さんそれぞれが打ち解けて交流できたので、「ああ、こんなに親密に暖かい交流ができるとは、小さなグループならではですね」ということで、楽しいひと時となった。ホテルの部屋、そして素晴らしい景色の庭園での写真撮影をして、一つのクライマックスに。また、そこでも皆さんが確認していたのは、サイズで行く大学の同窓会もあるが、一人ひとりの交流ができ、さらにメンバーがほとんど初めての組み合わせであったにも関わらず、密な交流になったことは、やはり国際的、多様性豊かなソフィアンですね、と合点していた。改めて橘田会長、西川元会長、そして今回の特別幹事の篠原様とそれぞれ個性豊かなメンバーとお会いでき、ぶどうぶどうぶどうメンバーもすっかり満足していた。私が小さなときによく休暇を過ごしていたために覚えた山梨弁でしゃべると、西川会長なども甲州弁となり、山梨に深く根ついた私もとても嬉しかった。


これを終わって、いよいよ「ぶどうぶどうぶどう」だ。2台のタクシーを連ねて、勝沼ぶどう郷に移動し、「ぶどう狩り」の大手、「一古園」に。このブドウ園がものすごい面積であり、何十台という観光バスがひっ切りなしに入ってきては出ていく、という超大企業であった。今回お孫さんから「ぶどうを買ってきて」とせがまれ、気にしていたAI氏ご夫妻は、盛りだくさんの旅程を楽しんでいたものの、とにかくぶどうが買えなかったどうしよう?と不安だったが、さすがにあまりの大きさに圧倒されて沢山のぶどうを買い求め、幸せ感と安心感でぐったりと椅子に座り込んでいた。一方久しぶりのYMさんは一人で「もぎ取り」に出かけてすっかり見えなくなってしまったが、やがて帰ってきて、満足気な顔で喜んでた。


こうして「ぶどうぶどうぶどう」のクライマックスの演出の成功で、一休みとしたが、ここでも親せきを頼って築200年の古民家カフェで一休み、おいしいコーヒーと県下でも有数の古いつくり酒屋でもあった、このお店で「養老」を買い求め、ゆったりとした午後の時間を過ごした。


帰り、午後6時過ぎに「山梨市駅」へ移動、「特急かいじ」に乗り込んだ。よくもそんなに、というべき込み入った旅程だったが、皆様の喜んでくれた様子が見えて、とても嬉しく思えた。行きと同じくYMさんは八王子下車、楽しいプチ旅行が終わりに近付いた。久しぶりで、沢山の人たちと会えると思って参加した彼女でしたが、聞いてみると「自分的には本当に良いサイズでみんなと気持ちよく話せた。とても楽しかった」と言ってくれ、社会学博士でもある彼女の言葉を多とした。幹事として嬉しい言葉をもらい気持ちが上がった。実行してよかった、と思った。


今後も、小さくても大きくても、初めてのメンバーでも常連でも、考え方の似ているソフィアンが集まって交流できるのであればこれからも企画、実行していくことに迷いはなくなった、という今回の「ぶどうぶどうぶどう」だった。ご参加いただいた皆様、「お疲れさまでした」。そして山梨ソフィア会への感謝と、今後のますますのご発展を祈念している。


ニューヨーク・ソフィア会会長
浅川石見(1967外西)





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