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金祝燦燦会、第一回「教皇フランシスコ来学記念表彰」を受賞

2021年04月08日

 教皇フランシスコの来学(2019年11月26日)の記憶を永くとどめるため、上智学院は「教皇フランシスコ来学記念基金」を創設しました。そして、3月25日に、2号館17階国際会議場にて「第一回教皇フランシスコ来学記念表彰式」が開催されました。この基金の目的は、教皇フランシスコのメッセージの中に込められている様々な課題への取り組みを支援することにあり、貧困や社会的弱者の課題、多文化共生社会の実現や、地球環境問題などに取り組む教育・研究活動、学生・生徒活動への支援をより強化するためです。
 金祝燦燦会は、「金祝後もソフィアンとして母校に貢献するため、一貫して本学の外国人留学生の支援・交流を活動の中心に置き、留学生による日本語スピーチコンテストの開催、金祝奨励金を支給するなど、国内での留学生活の心の支えとなり、多文化共生社会の実現に向けた様々な活動を続けている」ということで、その活動がまさに教皇のメッセージに合致するもので、後進の模範となるということで今回の受賞に繋がったということです。
 栄えある第一回目の受賞は、1個人、4団体で、ソフィア会からは金祝燦燦会が唯一の受賞団体となっています。
 表彰式は、アガスティン・サリ総務担当理事の挨拶に始まり、それぞれの受賞者に佐久間勤理事長から表彰状、そして、李聖一カトリック・イエズス会センター長から副賞の賞金が授与されました。サリ先生は、「世界のどこの大学でも実現できていないフランシスコ教皇の上智への来学を一過性のものに終わらせるのではなく、永く記憶にとどめ、大学としてそのメッセージを実践し社会的責任を果たすためにも今回の基金が設立された。それが上智のアイデンティティーであり使命である。その意味でも、今回の受賞者は教皇のメッセージを継続して実践し世界に伝えてほしい」との挨拶をされました。
 金祝燦燦会の濱口吉右衛門会長から、「金祝が終わっても大学の教育理念である『他者のために、他者と共に』を実践したいということで、燦燦会は『他者』を留学生に置き換えて活動している。我々は年金者であり出来ることは小さいが、留学生に深く、長く寄り添って教皇様のメッセージを少しでも実践できればと思って活動している。留学生の皆さんからは、逆に、勇気、元気、そして、感謝の気持ちをもらっており、燦燦会の会員にとって大きな励みとなっている」との挨拶がありました。また、濱口会長は受賞後、「今回の受賞は、ひとえに本会の創設に尽力いただいた60年卒の皆様と、その精神を引き継ぐべく、日頃から燦燦会の活動を支えて下さっている会員の皆様、そして、我々の活動をご理解していただいている上智学院及びソフィア会のご支援のたまものです。この受賞の喜びをすべての会員の方々と分かち合いたいと思います。」と語っています。

石川雅弥(上智大学金祝燦燦会会長代理、1965外英)




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