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ソフィア会会長新年メッセージ
ソフィアンの活躍が一段と望まれる時代に

2025年01月01日

皆様、新年あけましておめでとうございます。年末年始はゆっくりとお休みになり、清々しい気持ちで新年をお迎えになられたことと思います。

昨年は元旦から能登半島地震の報道で始まり、自然災害が多発し世界の政情不安が悪化した一年でした。能登半島地震と豪雨で今まだ不安と不自由な生活を余儀なくされている方々のことを思うと胸が痛みます。復旧・復興が進み一日も早く平和な日常が戻りますよう心よりお祈り申し上げます。

昨年を振り返り、皆様のソフィア会へのご協力ご支援に対し、心から感謝を申し上げます。9月14日から4日間にわたり5年振りに海外ソフィア会大会をベトナムのハノイ市で開催いたしました。上智学院・大学からアガスティン サリ理事長、大塚寿郎総務担当理事、曄道佳明学長、西澤 茂高大連携担当副学長、中村史子ソフィア連携室長にご参加いただきました。パリ在住でUNESCO世界遺産条約専門官の林菜央さんがご参加され、世界遺産であるハノイのタンロン遺跡のご案内や世界遺産登録にまつわる貴重なお話をしていただきました。

上智大学ソフィア会会長
鳥居正男


また、大学の大事な行事の一つである秋の学位授与式が9月20日に四谷キャンパスでおごそかに執り行われました。留学生が多数を占める英語での授与式で、まさに上智大学ならではのイベントでした。今年の卒業生は入学したその年にコロナ感染が広がり、ご苦労が多かったにもかかわらず、学位授与式ではしっかりと先を見据えた力強い表情が印象的でした。

12月には第6回ザビエル杯日本語スピーチコンテストに13か国13大学からの留学生が応募し16名のファイナリストがすばらしいスピーチを披露してくれました。上智大学の四谷キャンパスが留学生の交流の場になっていることを嬉しく思います。

多くの留学生が卒業して社会にはばたき、アジアでは若いソフィアンが活躍し、四谷キャンパスで他校の留学生との交流が進み、上智大学が間違いなくグローバル教育を推進し実践していることを実感しています。

今年も引き続きソフィア会の活動の原点の「卒業生の親睦」と「母校への貢献・学生支援」を着実に進めて参ります。世界を見回すと、政治は混迷を深め、社会の分断は広がり、ウクライナや中東の紛争は終わりが見えず、先の見通しが極めて不安定で不透明になっています。このような時ですので、持続可能なグローバル社会の構築に貢献できる学生を上智大学から輩出することが一段と望まれます。そのためには、やる気あふれる学生が入学し、学び、卒業後に世界で活躍してくれることが必要です。上智大学の新入生は、入学時には海外留学に関心がある割合が8割を超えているのですが、在学中に実際に留学をする学生は1割に満たないとのデータがあります。ソフィア会として留学生への奨学金支援をしっかりと継続し、海外で活躍しているソフィアンのネットワークを有効に活用するなど、現役学生のグローバル志向を支える活動を積極的に進めたいと考えています。

上智大学が社会で更に認められ知名度が上がることは、志の高い学生を惹きつけるうえで大切なポイントです。その観点からも、今年も大学の国際的な評価指標の一つとして注目されている、QS世界大学ランキングのためのQS Global Employer Surveyへのご協力をお願いいたします。上智大学は2018年に初めて世界ランキングに入りましたが、残念ながら年々その順位が落ちています。このランキング確定のための調査は現役のビジネスパーソンが対象となるため、該当する方々を対象にソフィア会メールニュースでお知らせしています。その結果は外国人留学生による留学先選別や、海外の大学との交換留学・研究交流の締結時の検討材料とされ、上智大学の評価を高めることにつながりますので、是非ご協力をお願いいたします。

最後になりますが、ソフィアンの憩いの場のソフィアンズクラブが6号館6階にあります。サロンのご利用、会議室の貸し切り利用も可能ですので、是非会員同士の交流やご友人とのお待ち合わせなどにご利用ください。

今年もソフィア会活動への皆様のご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。