NYソフィア会：曄道学長を迎えて新年会&意見交換会
2018年01月25日
ニューヨーク・ソフィア会は１月１７日、当地を訪問していた上智大学の曄道佳明学長を迎えて新年会兼意見交換会を開催しました。タイムズスクエアにあるトムソンロイター本社会議室を会場に、ＮＹ側からソフィア会員とＮＹ留学中の学生計２５人が集結。大学側からは、学長補佐の三輪義彦さん、グローバル教育推進室の郭亭儀さんも参加しました。
歓談の後はすっかり恒例となった曄道学長との意見交換タイム。いつものように上智大学のあり方について白熱した議論が行われました。参加者からは、以前に比べて大学偏差値が低下気味であることに懸念が示されたほか、「論文作成や討論能力の訓練を大学教育の中に組み込めないか」「海外にもっと人を送り出せないか」などの意見が出されました。また、「上智は新入生のリクルート努力が足りないので、海外も含め大学説明会を増やすべきだ」といった要望もありました。
曄道学長は「次世代社会に対応できる人材を育成するため、従来からの日本的な教養教育と専門教育の枠組みを超え、今後は、専門教育と質の高い教養（リベラルアーツ）教育を有機的に融合させる」と決意を表明。「これは日本の高等教育の大きな転換であり、チャレンジだ」としつつも、「規模を抑え、すべての学部が一つのキャンパスにある上智なら、"らしさ"を維持しつつ本構想の実現が可能と確信している」と自信をのぞかせていました。これから上智がどう変わっていくのか楽しみです。
梶田武彦(1989外英)
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