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約200人がお祝いに-「ドナル・ドイル先生の顕彰記念祝賀会」開催報告

2016年02月10日

去る1月27日(水)午後6時半から、スクワール麹町3階「錦華の間」において「ドナル・ドイル先生の顕彰記念祝賀会」が行われました。
上智大学名誉教授で上智大学ソフィア会副会長でもあるドナル・ドイル先生は昨年12月3日、アイルランドのマイケル・ヒギンズ大統領から海外で活躍するアイルランド人として大統領顕彰を受章されました。それをお祝いするとともに、先生の司祭叙階50周年、さらには50年以上の長きにわたり日本のため、上智大学のために多大な貢献をしてこられたことを感謝して、有志による準備委員会がこの会を企画したものです。
当日は上智大学関係者やソフィア会会員、広島学院・栄光学園・上智大学の教え子、アイルランド研究旅行参加者、学生など約200名が参加するなか、テレビ東京報道局の梅津智史さん(1990外英)の司会で会がスタート。冒頭の和泉法夫準備委員会代表(前ソフィア会会長)のあいさつに次いで、前駐米大使の藤崎一郎上智大学国際関係研究所代表、さらに独立行政法人国際協力機構元理事長の緒方貞子上智大学名誉教授が来賓としてあいさつされました。
その後、司会者による早下学長の祝辞代読、杉村美紀上智大学学術交流担当副学長の来賓祝辞に続き、前駐アイルランド大使の渥美千尋氏(1975経経)があいさつと乾杯を。渥美氏は、アイルランドでは乾杯のときに「スロンチャ(Slainte=ゲール語)」と発声することを紹介、参加者全員の「スロンチャ!」という大きな掛け声で歓談に入りました。
各テーブルには、ドイル先生の祝賀会に相応しくローマ教皇庁御用達ワイン「VINO DE MISA」も置かれ、終始和やかな雰囲気。途中、上智大学グリークラブの現役学生も駆けつけ、ヨーロッパの伝統的な学生歌である「ガウデアームス」と代表的なアイルランド民謡の「ロンドンデリーの歌」を合唱、会に色を添えました。
次いで、ドイル先生の今日までを紹介するスライドが映写され、ドイル先生自ら1枚1枚の写真を説明。それに続いて、ドイル先生がステージ中央に登壇、会場の参加者に半生を振り返ってあいさつをされました。そのなかで、先生は「どうして日本にいらしたのですか?とよく聞かれます。私の答えは決まっています。あなたに会うためです」などと語り、途中、先生は感極まって言葉に詰まるシーンもありました。また、「さきほどグリーがアイルランドの歌を歌ってくれたので、私も」とおっしゃり、ダブリン市民の愛唱歌Molly Maloneを歌われました。(ドイル先生のご挨拶の動画は下記URLでご覧になれます)。
https://youtu.be/vIiCrFMqsvU
会はその後歓談、そして上原治也ソフィア会会長の中締めあいさつ、グリークラブのリードによる上智大学校歌斉唱、上原隆一経鷲会会長のエール、参加者全員での記念写真で午後8時半すぎにはお開きとなりました。
ドイル先生のお人柄を示すように多方面から大勢の参加者が駆けつけ、会の終了後には参加者から「祝賀会で温かく楽しく幸せなお時間をドイル先生とご一緒することができましたことを感謝しています」、「素晴らしかった。感謝、感謝です」、「さまざまな年代の方々が、ドイル先生のお祝いに駆けつけてくださり、皆さんとても楽しんでいらっしゃったことが伝わってきて、嬉しく思っています」など、数多くの言葉が寄せられました。

ドイル先生顕彰祝賀会準備委員会


(1) 緒方貞子上智大学名誉教授の来賓あいさつ


(2) 渥美千尋前駐アイルランド大使による乾杯は「スロンチャ!」


(3) アイルランド大統領から贈られた顕彰碑


(4) アイルランド民謡「ロンドンデリーの歌」を歌うグリークラブ


(5) ドイル先生のあいさつでは言葉につまるシーンも


(6) ダブリン市民の愛唱歌「Molly Malone」を歌うドイル先生


(7) ドイル先生にエール


(8) 最後に参加者全員で記念撮影


(9) 参加者には記念誌「ドイル先生84年のあゆみ」が配られました