上智大学学長 曄道佳明先生と葛西利衣子さん
(総務局SGU事業推進室)アイルランド来訪
2022年11月10日
2022年10月28日(金)
ハロウィーンの週末を控えた金曜の夕方、国際会議のためアイルランドへ来訪された上智大学学長の曄道佳明先生、葛西利衣子さん(総務局SGU事業推進室)と、ダブリン都心のリフィー川にかかるHa'penny Bridge近くのレストランで夕飯をご一緒しました。
前代未聞の「学長来愛」のこの夕食会に、アイルランドソフィア会から、Beere直美さん(文学部社会福祉学科1995卒)と石本美智子さん(文学部英文学科1年生の学生さんのお母様)と田中が参加しました。
葛西さんに田中は外国語学部フランス語学科在職中に学生さんたちの留学送り出しでお世話になっていて久しぶりの再会、また曄道先生には2017年12月にシェリムアップで開催されたソフィア会カンボジア大会でお目にかかって以来。なんとアイルランドの地にお迎えすることができるとは想像もしていなかったので、ほんとうに感激でした。
最近の上智大学の話題として、ウクライナからの学生さんの受け入れと長期的な対応について気遣われていること、また曄道先生のご専門の領域に関して、JRとの共同研究のお話を伺いました。
「中越地震で新幹線が歴史上初めて脱線したのだが、奇跡的に怪我人も死者も出さなかった。専門家であれば、これがどれほど奇跡的であったかを知っている。本来、列車の車両というものは線路の軌道を外れたならば動きをコントロールすることはできず、JR福知山線脱線事故の大惨事に見られたように、暴走してしまうのが普通だからだ。そこで実際の車両の条件をコンピュータ上で再現してモデリング解析し、さらに住居の耐震を調べるときに使う装置に実際に線路と車両を再現したものを載せて実験して確かめ、その研究成果から脱線防止装置開発へ繋げた。今、東海道新幹線に乗ったら、線路に沿ってもうひとつのレールのような形態のものが取り付けられてあるのが見られる。レールに近すぎず遠すぎず、高さについても慎重に検討を重ねて実現した脱線防止装置だが、上智大学が大きく貢献した成果だ。」
そのような印象深いお話を伺いながら、アイルランドらしいカジュアルなレストランで美味しい食事をご一緒しながらゆっくりする時間は本当に楽しくて、あっという間に夜が更けてしまいました。
後日、葛西さんに「Halloween らしくmagicalでenchantedな初アイルランド滞在の最終日、とてもうれしいひと時でした」と言っていただたこともほんとうに嬉しく、ハロウィーン発祥の地・アイルランドにいる私たちにとっても、長く想い出に残る貴重なひとときでした。
お忙しい出張の最終日に時間をとっていただき、誠にありがとうございました。今年はアメリカやカンボジアへも出張されたとのことですが、どうぞお元気で過ごされますように。機会があれば次はゆっくりと観光に訪れていただきたいものと思います。また四ツ谷のキャンパスでいつかお目にかかる日を待ち望んでおります。
田中幸子(外国語学部フランス語学科 1982卒)
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