第5回外国語学部ドイツ語学科同窓会会員大会・懇親会が開催されました

2017年06月14日

オールソフィアンズフェスティバル（ASF）が開催された去る5月28日、上智大学11号館411/419教室において、恩師の先生、現役の先生、卒業生、現役学科学生、そしてDeutscher Ring(ドイチャー・リンク)の皆さん、約100名の参加を得てドイツ語学科同窓会会員大会・懇親会が盛大に開催されました。
総会では、鳥居正男会長の挨拶の後、建部事務局員より2016年度の決算報告・監査報告、木村護郎クリストフドイツ語学科長よりドイツ語学科の現状報告と新任の2名の先生のご紹介、河崎健教授の『松本あす加・ドイツ語学科奨学基金の現状報告』に続き、お父様の松本泰様のご挨拶がありました。その後、武蔵野音楽大学名誉教授　古池　好様（1960年ドイツ語学科卒）の講演「大使館の窓から眺めた四半世紀の日独関係－ 在日ドイツ大使館の勤務を通して」が行われました。懇親会では、三田副会長より小林宏晨元上智大学教授が、瑞宝中綬章を今春叙勲された報告と河崎先生の2016年度フィリップ・フランツ・フォン・シーボルト賞受賞も共に紹介されました。

特に、木村学科長よりドイツでの在外履修二期生について、具体的なドイツ留学体験の成果やまた、日独共学という新しい形でのドイツ人留学生とのコミュニケーションの取り方や日独交流の様子について報告がありました。また、永田ザビーネ先生が退職され、新倉真矢子先生が他大学に移られたため、その後任として、「ドイツ語教員養成」を研究されているNiewalda Katrin先生と外独卒業生の川名真矢助教が紹介されました。
河崎健教授より『松本あす加・ドイツ語学科奨学基金』の2016年度末金額は約1500万円弱と報告があり、留学をした在学生からの感謝の言葉が紹介されました。松本泰様も、「今年であす加さんの7回忌になりますが、後輩がこの奨学基金で留学し活躍されていると伺い元気づけられます」と挨拶をされました。

引き続き場所を419号室に移し、三田副会長による乾杯の音頭で懇親会が始まり、フランツジョセフ・モール先生、榎本久彦先生、小林宏晨先生、ユエルグ・マウツ先生、吉田　有先生や現役の先生のご挨拶を交えながら、同窓の友との語らいのひとときを楽しむことが出来ました。途中、ドイツ語学科に在籍された髙祖敏明理事長も挨拶をされ、ケルン大司教区世界教会・世界ミッション本部長　ルドルフ・ヴィルヘルム・マリア・ゾルツバッハー博士への名誉博士授与式に参加され、その後の記念講演で、なぜ日本の上智大学がケルン大司教区からの戦後復興の援助先に選ばれたのかの逸話やこのケルン大司教区からの援助をもとに当時の大泉学長が、総合大学のなるために必須の法学部、神学部を設立され、その意味でもドイツ語は上智大学の本流の語学であることをお話になりました。また校歌にはホイヴェルス神父さまの訳されたドイツ語のものがあり、ドイツ語学科同窓会ではドイツ語での校歌を歌ってはとのお話がありました。

会場に設けられたSOPHIA未来募金箱には総額　68,500円が寄せられ、閉会後ソフィア未来募金『松本あす加・ドイツ語学科奨学基金』として上智学院に収められました。名誉教授の皆様はじめ皆様のご協力に感謝致します。
これからも、同窓会では卒業生同士、現役学生、後輩との交流、『松本あす加・ドイツ語学科奨学基金』の拡充、Deutscher Ring(ドイチャー・リンク)主催のスピーチコンテストの協賛等で活動してまいりますので、皆様のご参加とご支援をお願い致します。
なお、武蔵野音楽大学名誉教授　古池　好様（1960年ドイツ語学科卒）の講演「大使館の窓から眺めた四半世紀の日独関係－ 在日ドイツ大使館の勤務を通して」は　後日ドイツ語学科のHPに掲載される予定です。ドイツ語学科HPもご覧ください。
http://dept.sophia.ac.jp/fs/german/

建部博(1971卒) 山田洋子(1977卒)

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