第3回英文学科同窓会会員大会と中野記偉先生講演会報告
2016年03月17日
今回3回目となる同窓会会員大会が、3月12日(土)2号館5階学生食堂で開催されました。約60名の参加申込者があり、会長挨拶のあと、活動報告、活動計画、会計報告と滞りなく進行しました。
引き続き、中野記偉先生の特別講演会が開催されました。88歳になられた先生は3月10日が誕生日です。この日は満州奉天で日本軍が大勝利した日で陸軍記念日として祝われており、「記」念日と「偉」い人になるよう名付けられたというエピソードから始まりました。この日は、それ故に東京大空襲の日となりました。
親子・夫婦の出会いよりも学校との出会いの意味の方が大きかったと仰る先生。中高生のとき日米学生会議の弁論大会で優勝された恩師に学んだことや、元陸軍省勤務時代のつながりでイエズス会の神父様と知り合いになったことなど、貴重なお話が続きました。
先生は予科のときに学制改正があり上智大学の新制1期生となりました。当時の大学の様子や英文学科の先生方の話、また教授になられてから当時の交換教授制度でWisconsin州立大学で教鞭を取られたことなどを、懐かしさとともに語られました。
麹町側にあった郵便局斜向かいのそろばん塾や四谷の歯医者さんのお話なども交え、まさに上智の歴史、英文学科の歩みを語っていただいた講演会でした。
最後に、Pミルワード先生がご挨拶され、お元気なお姿と力強いお声、かわらないユーモアあふれるダジャレに会場は笑いに包まれました。
懇親会では大塚寿朗文学部長の乾杯の音頭で始まり、和気藹々とした交流となりました。
同窓会はホームカミングの場として、卒業生と恩師、学校、現役学生を繋げていく役割をもっています。今年度も皆様のご協力により、その場をさらに大きく、充実させたものにしていきたいと思います。どうぞよろしくお願い致します。
上智大学英文学科同窓会 副会長 平野由紀子(1982卒)





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