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銅祝祝賀会報告

2025年03月04日

 例年をはるかに上回る厳寒の2月22日、2009年度卒業生による卒業15周年(銅祝)記念式典が6号館で開催されました。6号館は、本学卒業後に竣工した、上智大学の新たなシンボルとして広く知られる近代的な建物です。初めて訪れた卒業生たちも多かったようで、各所で感嘆の声が上がっていました。
 金祝記念式典と同時開催だったため、会場には約700名もの卒業生が集まり、例年にないほど盛大な会となりました。皆さんの久々の母校訪問と旧友との再会を喜び合う姿や感慨深げに学友との思い出話に花を咲かせる姿が印象的でした。

 式典は曄道学長の挨拶で始まり、校歌斉唱、金祝・銅祝祝状ならびに花束の授与が行われました。曄道学長の式辞は、本学が卒業生を敬愛していることを改めて認識させ、自身の進路や生き方について深く省みる機会を与えてくれました。
 在学中は合唱する機会に恵まれなかった校歌を、配布された歌詞カードを頼りに拙くも斉唱しましたが、歌詞に新たな発見と感動を得ました。また、祝状はラテン語で記され、曄道学長もラテン語でその内容を読み上げられました。卒業後もなお、学びの喜びと驚きを与えてくれる母校への愛着が一層深まった体験となりました。
 その後、金祝・銅祝それぞれの代表による祝辞が述べられ、卒業生各自の歩みを振り返る内容に会場は深い感動に包まれました。多くの旧友が社会で活躍している様子を想像し、自身の今後の仕事や家庭生活への取り組み方について、改めて意欲を高めるきっかけになったと思います。
 最後に、在校生応援団によるエールが贈られ、式典は温かく、和やかな雰囲気の中で幕を閉じました。特に応援団長が「あなた方はまだお若い!」と力強く言った言葉は、会場に大きな共感と喝采を呼び、拍手が巻き起こっていました。

 式典後には祝賀会が開かれました。ソフィア会事務局のご尽力により準備された会場で、軽食を共にしながら、旧友との近況報告に花を咲かせる卒業生たち。会の途中では、上智大学のマスコットキャラクター、ソフィアンくんが登場。大きな歓声と拍手で迎えられ、子ども連れで参加していた多くの卒業生たちが記念撮影を求め、長い列を作っていました。賑やかな雰囲気に包まれた会場でのひとときは瞬く間に過ぎ去り、次回の銀祝での再会を約束する声が聞かれ、名残惜しむ卒業生たちの姿が多くありました。
 それぞれ旧友と自らの未来の姿を想像する喜びとともに、それまでの健康と無事な日々への感謝を新たにする、忘れ難い一日となりました。

 この度は、本式典ならびに祝賀会の開催にあたり、多大なるご尽力とご支援を賜り、誠にありがとうございました。関係者の皆様のご尽力あってこその盛況でありましたこと、深く感謝申し上げます。次回の銀祝記念式典におきましても、何卒よろしくお願い申し上げます。

文責:伊藤 学(2009総心)