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第5回海外ソフィア会ハノイ大会
開催報告

2024年09月25日

 9月15日にベトナム共和国の首都ハノイ市のSheraton Hanoi Hotelにて、第5回海外ソフィア会ハノイ大会が開催され、アガスティン・サリ上智学院理事長、曄道佳明上智大学学長、鳥居正男ソフィア会会長をはじめ約100名が参加者する、盛大な大会となりました。
 今回の基調講演にはフランス、パリからUNESCO世界遺産条約専門官の林菜央さん(1997文史)をお招きし、世界遺産登録にまつわる大変貴重なお話を伺うことができました。林さんは世界遺産であるハノイの昇竜(タンロン)帝城遺跡にあるフランス植民地時代の2つの大きな建物を除去するプロジェクトに尽力された経歴をお持ちです。
 基調講演ののちにグループに分かれて、社会貢献、文化交流、ビジネスをテーマとしたワークショップが開催され、年代もバックグラウンドも異なるソフィアンが活発な意見交換を行い、未来に向けてソフィアンとして出来ることなどを発表しました。
 また、大会に先立ち、昇竜帝城遺跡管理センターからのご厚意で、同施設内にあるハノイの歴史と農民の生活を描写した水上人形劇に無料でお招きいただき、約80名のソフィアンが有意義な時間を過ごしました。 このご招待へのお礼の意味も込めて、大会参加者の皆さんからの募金でタンロン城址遺跡の保護のための寄付を、ソフィア会を代表して鳥居会長から遺跡管理センターの責任者にお渡ししています。
 このハノイ大会は、ソフィア会国際委員の若林親正さん(2018法法)を実行委員長に、現地ベトナム側も2000年以降卒業のハノイ及びホーチミン・ソフィア会のメンバーが中心となって企画運営にあたり、ベトナム在住歴の長いベテランと若いソフィアンとの絶妙なコンビネーションのホストが大会と懇親会を大いに盛り上げてくれました。大会の前週には大型台風11号がベトナム北部を直撃しハノイ市にも被害が出て一時開催が危ぶまれましたが、幸いにも大会開催には大きな影響はなく、大成功のうちに幕を閉じました。企画段階からこの大会の実施にご協力をいただいた旅行会社を含む、国内及びベトナム側のすべてのソフィアンに心から感謝を申し上げます。

国際委員会 戸川 清(1971経経)