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「上智大学OBOGと語ろう!」開催報告

2021年11月10日

 10月 23 日、ソフィア会は上智大学OBOGによるイベント「上智大学OBOGと語ろう!」をオンラインで開催しました。
 新型コロナウイルス感染拡大の影響で思い描いていた大学生活に制限が掛かり、多くの学生が旅行や留学、研究活動など何かしらの計画を立てても身動きが取れない状況下にいます。こうした中、OBOGと現役学生が気軽に語り合える場を設けることで、コロナ禍においても将来に向けた準備ができるヒントを提供することを目的にこのイベントは企画されました。
 当日は、上智大学を卒業し、現在は政府系機関、テレビ局、大手電機メーカーに勤務する3名と、総合商社内定者(既卒)1名がゲストスピーカーとなり、参加した20名の学生と交流を深めました。
 1時間半のイベントでは、Zoomのブレイクアウトルームを2回設け、(①学生生活について、②現在の仕事について)トークセッションが行われました。学生からは「留学したくて大学に入ったがコロナの影響で実現することができずモチベーションが下がっている」という声や、「入学してからずっとリモートで授業に参加してきたため友達ができない」という声、「大学時代思うようにサークル活動に打ち込めなかった」という声など、新型コロナウイルス感染拡大の影響による悩みが多く聞かれました。これに対しOBOGは「リモートだからこそ築ける人脈もある」「人との接点が少なくなると、自分で情報収集する姿勢が大事になるので能動的に動くことを意識すると良いと思う」「コロナ禍でも悩んだり頑張った時間は後に人生の糧となると思う」など声を掛けていました。また、中国からの留学生も当イベントに参加し、「日本に行けるようになった時のことを夢見て日本語の勉強に励んでいる」とその胸中を明かし、留学経験があるOGと語り合いました。  参加した学生からは、事後に行ったアンケートで「他のフィールドで活躍するOBOGとも気軽に話してみたい」「今後もこういう企画を計画して欲しい」という声が寄せられました。イベントを通して、瞬く間に変わり果てた世界に困惑しながらも自らの手で未来の道を模索する学生がいることを認識する機会となりました。
 今回は、上智大学学生センター、グローバル教育センターのご協力およびご後援をいただき、イベントを迎えることができました。今後、学生のニーズを踏まえ継続して実施できればと考えています。新型コロナウイルス感染拡大が収束する見通しは未だ立っていませんが、いつの日かまた学生が世界に羽ばたける日がくることを心から願っています。

   

上智大学ソフィア会 国際委員会
青柳敬子(1980外西)