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「ソフィアン国家公務員と話そう-日本、世界で活躍する先輩たち-」開催報告

2021年11月10日

 10月25日、シンポジウム「ソフィアン国家公務員と話そう-日本、世界で活躍する先輩たち-」(主催:上智大学国際関係研究所)がソフィア会の後援により開催されました。本企画は、2016年以降毎年、藤崎一郎元駐米全権大使(元上智大学特別招聘教授、国際戦略顧問)及び本学出身の各省庁幹部職員を招き、外交官・国家総合職等を目指す学生・卒業生を支援してきたもので、今年もコロナ禍の影響によりオンライン開催となりましたが、当日は70名以上の学生・卒業生が参加しました。
 鳥居正男ソフィア会会長の挨拶から幕を開け、藤崎元大使の基調講演ではご自身の外交官経験を交え、「国家公務員は、社会への貢献(公共)という点で上智大学の教育理念に沿ったものであり、特に総合職には国際機関のトップ・幹部職員への登用の機会もあるのでぜひ目指して欲しい」と語られました。続いて合格体験報告では、国家総合職内定者の馬場健さん(2020文英)、谷田部百合子さん(2020理情報)と参加者の間で、志望動機、勉強方法、モチベーション維持の仕方、官庁訪問等に関して、同窓の先輩・後輩間ならではの熱心かつ活発な質疑応答が行われ学生の関心の高さを感じました。
 後半は、主催者の上智大学国際関係研究所、安野正士所長の挨拶から始まり、東北大学公共政策大学院の今西淳教授(元外務省大臣官房儀典総括官、1993法法)、経済産業省・通商政策局経済連携課の北川幸恵氏(2018法国)から、実際の政策立案過程や日本を代表して対外交渉を行う仕事の醍醐味等を中心に分かりやすく説明が行われ、さらに特別ゲストの外務省大臣官房人事課の大西生吹課長補佐を交えて、真剣な質疑応答が行われました。出身大学によるハンディキャップはなく、人物本位なので是非挑戦をしてほしいとの事で、総合職と専門職・一般職との違い、採用や働き方に関する質問が続き、時間オーバーになるくらいでした。
 最後に、藤崎元大使が「同じ志の仲間と一緒に切磋琢磨することが重要」と総括されました。
 本後援は、「ソフィア会の将来ビジョン」における、「3.母校への貢献・現役学生支援の強化・拡充」-「国際社会で活躍する人材の就活支援」を実施するものです。
 ソフィア会は、藤崎元大使が本学の特別招聘教授だった際に発案され毎年多くの合格者を輩出している「国家総合職関心者勉強会」に参考図書の寄贈を行っております。
 勉強会への参加希望者は、koumuin[at]sophiakai.gr.jp 宛、①氏名、②学年・卒年、③学部・学科を明記の上、申込みください。(メールアドレスの[at]は@に置きかえてください)

   

上智大学ソフィア会
学生支援・奨学金委員会
江波戸隆明(1984法法)


2022年度国家総合職内定者を囲んで