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イベント開催報告
「海外経験がある上智大学OBOGと語ろう!」

2021年03月25日

 3月 19 日、ソフィア会は上智大学OBOGと現役学生によるイベント「海外経験がある上智大学OBOGと語ろう!」をオンラインで開催しました。
 新型コロナウイルス感染拡大の影響で海外への渡航が難しくなり、多くの学生が旅行や留学など自分の視野を広げ新しい世界へ一歩踏み出したくても身動きが取れない状況下にいます。こうした中、旅行、留学、移住など何かしらの海外経験があるOBOGと現役学生が語り合うことで、コロナ禍においても将来に向けて準備ができるヒントを提供することを目的に、国際委員会の現役学生が企画しました。
 当日は、上智大学を卒業し現在は政府系機関、政府系研究機関、外資系コンサルティングファーム、外資系アパレルメーカー、大手家電メーカー、アフリカ支援事業を行う一般財団法人に勤務する6名と博士課程に在籍する1名、計7名のOBOGがゲストスピーカーとなり、参加した30名の学生と交流を深めました。
 1時間半のイベントでは、Zoomのブレイクアウトルームを3回設け(①学生生活について、②現在の仕事について、③自由テーマ)トークセッションが行われました。学生からは「大学に入学したがコロナの影響でやりたかったことが何もできずモチベーション低下している」という声や、「地方からオンラインで授業に参加してきたため友達ができず不安で仕方ない」という声、「コロナの影響で夢にしていた留学ができなくなり落胆している」という声など、新型コロナウイルス感染拡大の影響による悩みが多く聞かれました。これに対しOBOGは「入学以来大学に通えない状況は悔しいけど、今は充電期間と捉えて知識のインプットに集中したらいずれ活用できる場面があると思う」、「大学が提供しているプログラムを積極的に活用することで自然と新たな挑戦ができるようになったので情報収集に力を入れてみてはどうか」など声を掛けていました。
 参加した学生からは、事後に行ったアンケートで「今後もこういう企画を計画して欲しい」という声が多く寄せられました。イベントを通して、瞬く間に変わり果ててしまった世界に困惑する学生が多くいることを認識する機会となりました。
 今回は、上智大学学生センター、グローバル教育センターのご協力およびご後援をいただき、イベントを迎えることができました。今後、学生のニーズを踏まえ継続して実施できればと考えています。新型コロナウイルス感染拡大が収束する見通しは未だ立っていませんが、学生が大学の教授や先輩を頼りにしながら、他者のために世界の中で活躍する日が来ることを心から願っています。

※イベント概要
開催日時:2021年3月19日 19時00分~20時30分
詳細:https://2021event.wixsite.com/website
主催:ソフィア会(国際委員会)
後援:グローバル教育センター
   藤井里奈(外国語学部ドイツ語学科)、若林 親正(ソフィア会国際委員会委員2018法法)