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初めてWebで開催されたコムソフィア賞授賞式典
マスコミ・ソフィア会/ソフィア会・主催上智大学後援
第29回受賞者江副隆秀さん(1975文新)が記念講演

2021年02月08日

 コムソフィア賞委員会は、第29回コムソフィア賞授賞者に外国人留学生への日本語教育に長年貢献した江副隆秀さん(1975文学部新聞学科・新宿日本語学校理事長兼校長)に決定しました。しかし、その授賞式と受賞記念講演会は、新型コロナウイルス禍でのびのびになっていましたが、1月26日(火)18時よりソフィアンズクラブがあたかもテレビスタジオのようになり、Zoomを使用し開催されました。式典のWebでの開催は、初めてのことにもかかわらず学生の放送研究会の協力もあり、国内だけなくアメリカをはじめ世界から視聴の申し込みがありました。
 式典は、フリーアナウンサーの菅家ゆかりさん(1981文新)司会のもと、村田亨マスコミ・ソフィア会会長(1964外露)の開会の辞に始まり、鳥居正男ソフィア会会長(1970外独)からは、受賞者の江副隆秀さんへお祝いの言葉がありました。そしてオンラインによる曄道佳明学長からは「現在上智大学には、90ヵ国からの留学生が来ており日本語学習のために江副さんとも大きな枠組みの中で連携できたらと思う。また日本を目指してきた人への貢献を今後とも期待する」と励ましの言葉がありました。向山肇夫コムソフィア選考委員長(1963法法)から選考経過の報告がありました。
 その後授賞式に移り鳥居ソフィア会会長から賞状が手渡され、副賞としてマスコミ・ソフィア会会員で元首相細川護熙さん(1963法法)制作の「刷毛目丸皿」が村田マスコミ・ソフィア会会長より贈られました。会場で司会の菅家さんより普段の江副さんの様子を聞かれ、同席した江副夫人ジェルさんは、「主人は、常に日本語教育に熱心で、散歩する時にもカメラを抱え日本語教材のため看板などを写しています」と笑いながら話されました。
 続いて江副さんによる受賞記念講演は、「日本語文法を可視化する」と題して①日本語はどのような言語か、②日本語文法はどのようになっているのか、③漢字に区分され、独自に工夫した日本語教材模型を手に行なわれました(講演要旨は、マスコミ・ソフィア会会報「コムソフィア」第80号に掲載の予定)。
 恒例の記念講演会終了後の懇親会は新型コロナウイルス禍のため中止されましたが、講演会終了後すぐに、視聴したソフィアンから「日本語文法について認識を新たにした。母校が近くなった。」などのメールが関係者に寄せられました。

マスコミ・ソフィア会
稲村哲(1968文英)・向山肇夫(1963法法)・写真:高部英子(1972文新)


江副隆秀さん夫妻を囲んでの受賞記念写真

オンラインでお祝いを寄せられた曄道佳明学長

江副さんの賞状を読む鳥居正男ソフィア会会長

村田亨マスコミ・ソフィア会会長から江副さんに副賞が手渡された

細川護熙さん制作の副賞「刷毛目丸皿」


独自に工夫した日本語教材模型を手に講演する江副さん