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2018年秋季全国代議員会を開催
新規代議員などを承認。同窓会が生み出したベンチャーの講演も

2018年10月23日

●上智大学のプレゼンスを発揮

ソフィア会は10月20日(土)14:30から、四谷キャンパス6号館101教室で2018年秋季全国代議員会を開催しました。

会は奥原淳総務副委員長の司会でスタート。まず、ソフィア会の戸川宏一会長が開会挨拶として「ソフィアンの強力なネットワークを作り、上智大学のブランド力を高める。この2つをソフィア会の2つのミッション、すなわち大学への貢献と会員相互の親睦を通して実現していきたい」と述べました。

続いて、来賓としてお招きした佐久間勤上智学院理事長が登壇。「上智学院は2014年から、将来構想であるグランド・レイアウト2.0に取り組んでいる。そのゴールである2023年まであと5年。常にこの構想を見直しながら、上智の国際化によりいっそう力を入れて取り組みたい」と学院の中長期計画に対する決意を明らかにしました。

理事長に続き挨拶に立った曄道佳明上智大学長は、最近の学生の活発な課外活動の例を紹介するとともに、「オリンピック・パラリンピックなどのイベントを機に上智大学に共生社会のモデルを作りたい。またアフリカでのケーススタディツアーに参加した学生が、そこで得た経験をもとに国際機関で働きたいと感想をもらした。これもfor others with othersを実践するもので、こうした学生を支援することで国際ネットワークの中で上智大学のプレゼンスを発揮したい」と語りました。

●審議事項2点を承認

その後、戸川会長が代議員会は成立している(代議員総数のうち出席220名、委任状211)ことを宣言。議事に入り、最初に会務報告としてソフィア会の2018年度重点施策のそれぞれの項目について進捗状況を説明しました。

特に「ソフィア会将来像の構築」については「これまで池田副会長のもとに、8回の委員会を開催、さらに今後4回の委員会で議論しまとめた上で12月の常任委員会で集中審議、その後提案をまとめ2019年春季全国代議員会で将来ビジョンについて審議をお願いしたい」と今後の方針を明らかにしました。

続いて議題(① 新規代議員の承認の件、② 休会中の登録団体の登録取り消しの件)についてそれぞれの委員長が説明、審議に入りましたが、2件とも提案通り拍手によって承認されました。これによってソフィア会の代議員総数は520名に、また登録団体数は301団体となりました。

報告事項は8点ありましたが、これもそれぞれの委員長などがその状況を報告、代議員会の審議・報告事項は滞りなく終了しました。

●同窓会からベンチャーへ

今回は特別に「学部同窓会から初の上智大学発ベンチャーへ―多言語情報提供システムによる異文化共生社会への貢献」をテーマに講演を行いました。講師は高岡詠子上智大学理工学部情報理工学科教授と池尾茂理工学部同窓会会長(ソフィア会副会長)の二人。

これは理工学部同窓会の研究会での議論が発端となった取り組みで、主に訪日外国人旅行者が医療機関を受診した際に生じるコミュニケーション問題を解決するためのツールとして開発されたアプリケーション。医師、看護師、介護福祉士などの医療、福祉従事者と日本語を母語としない人々とのスムーズなコミュニケーションを支援する狙いがあります。

上智学院はこれを「上智大学多言語対応医療・看護・福祉・介護情報提供システムSoCHAS(ソーカス=Sophia Cross-lingual Health Assistant System)」として、その開発、普及およびICTを利用したダイバーシティの実現を目指す大学発ベンチャーをすでに設立しています。学部・学科同窓会の活動が企業化されたユニークな取り組みといえます。

代議員会は17:00前に終了、その後は会場を2号館5階学生食堂に移し、懇親会を開催。ここには佐久間理事長、曄道学長も引き続いて参加され、会員との交流を深めました。

宍戸周夫(ソフィア会広報委員長、1971法法)

会場は6号館101教室

代議員会は戸川会長の挨拶でスタート

佐久間理事長の来賓挨拶

共生社会の実現を訴える曄道学長

登録団体取り消しなどを審議

SoCHASについて説明する高岡教授

学生食堂での懇親会

最後は肩を組んでの校歌斉唱