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第27回コムソフィア賞受賞者道傳愛子さん(1988外英)記念講演
「取材の現場から―日本と世界を考える」開催さる

2018年09月04日

マスコミ・ソフィア会恒例のコムソフィア賞第27回受賞者は、道傳愛子さん(1988外英・NHKワールドニュースコメンテイタ―)に贈られました。
今回からコムソフィア賞が、主催マスコミ・ソフィア会、後援上智大学、上智大学ソフィア会となったこともあって授賞式典は、7月12日(木)17時45分から2号館17階会議室で盛大に行われました。
式典は、フリーアナウサーの菅家ゆかりさん(1981文新)の総合司会のもと、村田亨マスコミ・ソフィア会長(1964外露)の開会の辞に始まり、大塚寿郎学務担当副学長からはコムソフィア賞受賞者への励ましの言葉があり、向山肇夫コムソフィア賞選考委員長(1963法法)からは選考経過の報告がありました。
今回道傳愛子さんは、長年NHK国際報道の現場を取材してきた確かなジャーナリストの眼でノーベル平和賞を受賞したマララ・ユスフザイの自伝『マララ―教育のために立ち上がり、世界を変えた少女』を翻訳し、受賞対象として評価されました。
受賞者の道傳さんには、村田亨マスコミ・ソフィア会長から賞状が手渡され、副賞としてマスコミ・ソフィア会会員の細川護煕(1963法法)元首相制作の「種子島酒杯」が贈られました。

道傳愛子さんへの表彰状を読む村田亨マスコミ・ソフィア会長
(そばに置かれているのは賞品の細川護煕元首相制作の酒杯)

在校生もまじえた受賞記念講演会会場

講演中の道傳さん

続いて道傳さんによる受賞記念講演「取材の現場から―日本と世界を考える」が行われました。道傳さんは、はじめに上智在学中の授業の厳しさや剣道部での雑巾がけに同時通訳研修での体験に触れながら、卒後NHKに入ってから主に東南アジアおよび途上国の問題を数多く取材してこられたことを話されました。そして運命的なノーベル平和賞受賞者のマララ・ユスフザイの自伝『マララ―教育のために立ち上がり、世界を変えた少女』を翻訳したいきさつについても話されました。最後に「今振りかえってみて学生時代に学んだ人間学が社会に出てから役立っており、取材現場に立った時『私には何が出来るのか?声の届かない声をどのように届かせるのかを伝えるのが自分の仕事』と結ばれました。

その後場所を2号館教職員食堂に移しての懇親会は、戸川宏一ソフィア会会長の乾杯の音頭で髙祖敏明前理事長、石澤良昭元学長、ドイル神父・他も加わり、華やかに行われました。

稲村 哲(1968文英・コムソフィア編集長)

拍手に迎えられた懇親会会場に入る道傳さん

懇親会は戸川宏一ソフィア会会長の音頭で乾杯

道傳さんを囲んでの記念写真