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ソフィア会講演会 スペシャル対談
「井上ひさしと過ごした時間」が開催されました

2019年12月23日

11月27日ソフィア会と「井上ひさし研究会」の共催で、故井上ひさし夫人の井上ユリさんと作家・東京工業大学名誉教授で井上ひさしさんと親交があり井上作品の英訳も手掛けたロジャー・パルバースさんに、スペシャル対談として井上ひさしの作品と人物の魅力についてたっぷりと語っていただきました。

井上ひさしさんは、皆様ご存知の通り外国語学部フランス語学科の卒業。NHK「ひょっこりひょうたん島」など放送作家として活躍の後、「道元の冒険」で岸田国士戯曲賞、「手鎖心中」で直木賞、「吉里吉里人」で日本SF大賞など受賞多数。戯曲、小説、エッセイなど膨大な数の作品を残されました。上智大学を舞台に貧乏学生3人とフランス人神父が繰り広げるドタバタを書いた小説に「モッキンポット師の後始末」があります。第14代日本ペンクラブ会長。2010年永眠。

奥様の井上ユリさんは料理研究家。子供のころに見たNHK「ひょっこりひょうたん島」は白黒テレビ、その後に読んだ「モッキンポット師の後始末」でファンに。姉で料理研究家の米原万里さんの本の出版の関係で井上ひさしさんと出会ったそうです。ひさしさんは自分の料理には関心がなかったが、おいしいものには関心があったそうで、スパゲッティ、アンチョビが大すきとのことでした。「井上ひさしベストエッセイ」を発刊されています。井上ひさしさんを「むずかしいことをやさしく、やさしいことをふかく...言葉の魔術師であった」と表現されています。

ロジャー・パルバースさんは在日中に上智大学のロシア語講師を務められていますが、井上ひさしさんとの関係はこの当時のものではなく、宮沢賢治に興味を持って、その研究に誰に師事したらいいかを尋ねたところ井上ひさしさんを紹介されたそうです。それから二人は意気投合、同じ下宿での共同生活が始まったそうです。ロジャーさんは「井上ひさしと宮沢賢治は日本語を操る天才」と表現、「二人に共通するのは大きな紙に構図を埋めて、自分でこれで合格点と思うと、それから書く。書き始めてその構図に行きつかないと思うと、その後を書かない。勧善懲悪はない。あるのは苦しんでいる人への思いやり」と。

参加者はソフィア会会員50名、井上ひさし研究会会員50名の100名近く、講演会後の懇親会でも親交を深めることができました。井上ひさしさんをソフィア会会員に改めて知っていただくいい機会になったことと思います。参加していただいた皆様、開催にご協力をいただいた皆様に御礼申し上げます。


ソフィア会 事業企画委員長 金子達夫


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