コロナ対策 各国リーダーたちの通信簿
著者:栗田路子(1982文心)他6名
出版社:光文社
出版年:2021.1.19
頁数:312
価格:1,040円+税
ISBN:978-4-334-04516-6
未曽有のパンデミックに世界がのみ込まれて1年。各国は国民の命を守り、感染拡大を食い止めるため、大慌てで様々な措置を取り始めた。ロックダウンなどの厳しい措置をとる国々が多い中、各国首脳の中には、「コロナは大したことはない、いつか消える」というような無根拠な楽観論を振りかざした首脳もいれば、「互いに助け合って社会を守ってほしい」と市民の連帯を促した首相もいて、その言動には大きな違いがあったのではないか。コロナは、以前からあった社会のひずみを露わにし、リーダーのコミュニケーション力や指導力を試す試金石となるのではないか。 本著は、このように感じた著者の一人である栗田路子(83年文心)が、各国に長く住むジャーナリスト仲間に声をかけ、それぞれのリーダーの言葉や社会の反応を定点観測しながら丹念に綴っていったナラティブ(物語)だ。記録としても、そして読み物としても、興味を持っていただけると思う。そして、本著には含まれていない日本やお住まいの国のことに思いを馳せていただくきっかけとなってくれれば、企画・筆頭著者として心から嬉しく思う。 【著者、栗田路子 (ベルギー・ソフィア会会長)コメントより】