アンコール王朝興亡史 NHKブックス No.1271

著者:石澤良昭(1961外仏)
出版社:NHK出版
出版年:2021年
頁数:324
価格:1,700円+税
ISBN:978-4-14-091271-3
内容紹介 密林に栄えた古代都市。その繁栄を支えたエネルギーは何か。碑文、発掘成果から迫る アンコール王朝は、9世紀に密林を切り拓き、その大扇状地に26代続くクメール人による大王朝であった。歴代の王は、バライと呼ばれる灌漑用貯水池を造り、王都、寺院、王宮の3点セットを建設。高さ65メートルの大尖塔をもつアンコールワットはじめ巨大伽藍を建設。王朝の宗教はカンボジア版シヴァ神、ヴィシュヌ神、仏教の偶像が挿げ替えられ、大規模な偶像破壊もあった。著者の率いる調査団がカンボジア人保存官人材養成中に、地下に埋納された大量の仏像を発掘し、世界に衝撃をもって報じられた。その後も、アンコール王朝史を書き換えるような調査が約60年にわたり続けられている。各地に残された碑文の解読や新発見史料を加筆し、アンコール王朝の興亡史を通観する。(著者コメントより)


