「潜伏キリシタン図譜」刊行のため、
クラウドファンディングにご協力をお願いします
2020年11月18日
髙祖敏明前上智学院理事長(聖心女子大学学長)が会長になられ2016年12月20日「潜伏キリシタン図譜」製作の為のプロジェクト実行委員会が設立されました。
その後2018年6月にはUNESCOが「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」を世界遺産として登録され文化遺産としての大切さ貴重さが世界にも示され、ローマ教皇フランシスコ様は2019年の来日前にバチカンよりプロジェクトの価値を「宗教や文化の違いを超えて本図譜が日本社会の過去について、さらには、現在、将来について省察するための絶好の機会を提供してくれるものと私は確信しています」とのメッセージをお伝えになられました。
多くの学術関係研究者の方々や公共団体・企業の方々からのご支援を受けながらこれまで調査・研究・文献収集・図譜の編集、撮影、データ蓄積、同時に広報活動、それらを支える事務局の設立運営、シンポジウム運営等を行ってまいりました。このプロジェクトには総額1億円を超える莫大な費用がかかります。
これまでは一部の企業からの寄付に頼り運営をしてまいりました。今後も企業からの協賛をいただくことで資金を確保しようと考えておりましたが、昨今の新型コロナウィルスの感染拡大の影響でこれまでのようなご支援も多くは受けられない状況となっています。
そこで、賛同いただける方々からのお力添えをいただけないかと、クラウドファンディングに挑戦することにいたしました。
資金面はもちろんのこと、多くの皆様の応援の声と共にこの図譜を完成させることに大きな意味があると考えています。
どうか皆様のご支援を、よろしくお願い申し上げます。
ご支援の方法は、下記のクラウドファンディングのReadyforのURLから入っていただき、ご寄付いただく内容をご選択の上、記載内容をご確認の上お手続きいただけますようよろしくお願い申し上げます。なお金融機関経由でのお振込みをお使いいただきます際は別途口座振込にてお手続きくださいますよう重ねてお願い申し上げます。
https://readyfor.jp/projects/hidden-christians
記:私たちの母校、上智大学は遠く1549年に聖フランシスコ・ザビエルが日本に初めてキリスト教を伝えたことから歴史が始まります。
室町時代に日本に伝えられたキリスト教はその後苦難の歴史、260年にもわたる潜伏の時代を経ました。
その潜伏の時代の歴史的役割や遺産としての文化的価値を後世に伝える為に散逸され忘却の中にあるものを記録にとどめておくことの最後の機会は今をおいてない
との髙祖会長の思い、そしてこのプロジェクトを立ち上げました有志の気持ちをご理解いただき、ご支援を賜りますよう重ねてお願い申し上げます。
村田興文(1976理化、潜伏キリシタン図譜プロジェクト実行委員)



