Sophians Now No.197
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7No. 197/ Spring / 2025新学長の杉村美紀先生(最前列中央)を囲んで参加者の皆さん参加者の感動を呼びました。と副賞(元内閣総理大臣の細川護熙さん制作の「青白釉向付」)のないプライベートな一面も披露され、鈴木氏のキャリアを貫く揺るぎない信念が参加者の心を打ちました。後半のディスカッションタイムでは、世代や業界を超えた活発な意見交換が行われ、参加者同士の新たな気づきやつながりが生まれる場となりました。終了後「とても有意義な時間だった」「今後も継続的に開催してほしい」といった声が多く寄せられ、ソフィアンズスピリットを共有する女性リーダーたちのネットワーク構築に向けた大きな一歩となりました。1月16日(木)、第33回コムソフィア賞の授賞式と記念講演会が2号館17階の会議室で行われました。受賞者はエッセイストとして活躍されている三宮麻由子さん(1991文仏・1993院文仏)。鳥居正男ソフィア会会長の挨拶に続き、永井敦子上智大学学生総務担当副学長から祝辞をいただきました。その後、マスコミ・ソフィア会の大越武会長から選考経過の報告、賞状の贈呈があり、受賞者挨拶で三宮さんは、「このような賞をいただいて本人が一番驚いています。とても嬉しいです」と率直に喜びを表されました。記念講演「挑戦には価値がある、スマホで開かれた新未来」では、自作の絵本『おいしい おと』のスライドを見ながらの朗読で、心温まる三宮さんの世界が会場に広がりました。また今回の受賞理由にもなった近著『わたし12月8日(日)、第6回ザビエル杯日本語スピーチコンテストが開催されました。今回は過去最多となる47名の応募があり、書類選考後、13大学13か国の留学生16名に登壇していただきました。スピーチのテーマは「日本にきて学んだこと」。審査委員長に鳥居正男ソフィア会会長、審査員に黒水則顯氏(前株式会社WOWOW相談役、一般社団法人日本車いすテニス協会理事)、市来弘志氏(青山学院大学国際政治経済学部コミュニケーション学科准教授)、須藤明弘氏(元アサヒのeyePhone』で描かれた、視覚障害者のスマホ活用術を実演。アイコンをタップすると3倍速の音声で情報が流れ、その研ぎ澄まされた能力に会場では感嘆の声があがりました。「iPhoneを使いこなすことによって、助けられてばかりの立場から人を助けることができるようになり、老齢の両親に贈り物ができるようになりました。自尊心が芽生え、それまでわからなかった尊厳を大切にしてゆきたいです」と話され、フードクリエイト株式会社社長、元獨協大学同窓会会長)、大野均氏(元ラグビー日本代表、東芝ブレイブルーパスアンバサダー)、土生英里氏(静岡大学学術院融合・グローバル領域 法実務部門教授)を迎え、各国の留学生が日本に来て学んだことについてスピーチを行いました。コンテスト後の懇親会も、登壇者や応援の各大学の先生方や友人、上智大学生が参加して、国籍や大学の壁を越えた温かな交流の場となりました。●入賞者は次のとおり1位 ジュリア メリー フォーランさん(東京大学 イギリス)2位 欧佳恵さん(獨協大学 中国)3位 スー ヤダナーさん(東京外国語大学 ミャンマー)審査員特別賞 崔権能さん(青山学院大学 韓国)上智大学賞 黄楠さん(産業能率大学 中国)・グエン タイ大野賞 金載潤さん(青山学院大学 韓国)ラグビー賞 ダワン ヒマンシュさん(獨協大学 インド)・懇親会では、昨年の受賞者で日本ペンクラブ副会長の今野敏さんが来賓として駆けつけてくださり、ペンクラブ会員でもある三宮さんの特別な才能に祝辞を述べられました。もうひとりの来賓の師岡文男名誉教授は、体育の教員として関わった38年前の思い出を語られました。三宮さんへの挨拶の列が途切れず、60分弱の懇親会はあっという間に時間が過ぎました。ン ダットさん(関東学院大学 ベトナム)ゴー ミン ハンさん(上智大学 ベトナム)第33回コムソフィア賞 エッセイストの三宮麻由子さんが受賞第6回ザビエル杯日本語スピーチコンテストを開催

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