SOPHIANS NOW No.178 Autumn 2015
1/16

  ― 上智大学校歌誕生秘話1号館の4階、408教室の片隅に古いグランドピアノがあるのをご存じですか。実はこのピアノは世界3大ピアノのひとつで、かつて「ウィーンの至宝」とまでいわれた名器ベーゼンドルファーです。今は塗装もはげ、あちこちに傷もついたこのピアノは、上智大学校歌の歴史を見てきたのです。その物語を、大胆に振り返ります。(関連記事2面)ソフィアンズ ナウ No.178 Autumn 2015上智大学ソフィア会 〒102-8554 東京都千代田区紀尾井町7-1 TEL03-3238-3041 FAX03-3238-3028SOPHIA UNIVERSITY ALUMNI ASSOCIATION 7-1, KIOICHO, CHIYODA-KU, TOKYO 102-8554 JAPANソフィア会Webサイト http://www.sophiakai.gr.jp/ E-mail:info@sophiakai.gr.jp 発行/上智大学ソフィア会 発行人/上原治也 編集人/宍戸周夫 発行日/2015年11月25日ベーゼンドルファー物語ベーゼンドルファー物語1932年6月14日、1号館2階の講堂で行われた落成式の様子。「一団の学生がうやうやしく校旗をささげて入場」。その後、ホフマン学長の挨拶に続き、上智大学で初めて校歌が歌われた。当時の校歌の楽譜。漢字が右横書きとなっているのは戦前の習わしだが、その下の「SOPHIA-DAIGAKU-HYMN」の文字が興味深い。上智の聖歌として作られた?1号館408教室にあるベーゼンドルファー(Bösendorfer)社製のピアノ。かつて、ベーゼンドルファーはピアノの国際コンクール最高峰といわれるショパン国際ピアノコンクールの公式ピアノにも選ばれていた

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です