SOPHIANS NOW No.176 Autumn 2014
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Sophians Now14■秋季の学位授与式と入学式を開催-上智大学 上智大学は、2014年度9月期学位授与式を9月19日(金)に、また秋学期入学式を9月22日(月)に、それぞれ四谷キャンパス10号館講堂で行いました。学位授与式では学部卒業生123名、博士前期課程修了者36名、博士後期課程修了者9名を送りだし、入学式では学部生95名、博士前期課程41名、博士後期課程7名を迎えました。 19日の学位授与式では、早下学長から大学を離れても学ぶことを決して止めないように、また学校で学んだことは忘れてもその後に残るであろう大学の理念は忘れないようにとの式辞がありました。また、上原ソフィア会会長からは、ソフィア会を代表して卒業生の皆さまを歓迎するとともにソフィア会への積極的な参加を期待する旨の挨拶がありました。最後に、卒業生代表による流暢な英語での謝辞があり、校歌斉唱で閉会しました。■ソフィアタワーの建設始まる 着工が遅れていた、上智大学の新たなシンボルとなる「ソフィアタワー」(地上17階・高さ77m)の建設工事がスタートしました。上智学院は起工式を11月4日に執り行い、2017年4月の供用開始を目指して2016年12月末の竣工を予定しています。  ソフィアタワーには、全学の言語教育を担う「言語教育研究センター」と学部横断的なグローバル教育を展開する「グローバル教育センター」の両センターを設置し、本学のグローバル教育推進機能を集約します。また、総合グローバル学部(2014年4月開設)や入学定員増に見合う教室の整備や、800人規模のホールを兼ねる大教室を設けます。  また、ソフィアンズクラブもソフィアタワーに移転する予定で、クラブとソフィア会事務局、会議室の3室で構成されます。■齋木外務事務次官講演会を開催-ソフィア会が共催 上智大学主催、ソフィア会共催で、10月15日(水)2号館17階国際会議場で齋木昭隆外務事務次官の講演会が行われました。 テーマは「日本外交の課題」で、卒業生、学生など約180名が参加。講演会では、齋木次官は現在の安倍政権の元での米国、中国、韓国、北朝鮮、ロシア、またイスラム諸国との関係に言及、日本の外交戦略を説明しました。■菅原裕二グレゴリアン大学教会法学部長が特別講演会 菅原裕二教皇庁立グレゴリアン大学教会法学部長(80法法)による特別講演会が7月16日、2号館17階の国際会議場で開催されました(上智新聞インテル会主催)。講演会のテーマは「就任1年余、教皇フランシスコでバチカンはどう変わる」。 菅原神父は教皇フランシスコのもっとも近くにいる日本人といわれるだけあって、当日は240名を超す参加者で国際会議場は埋め尽くされました。また、講演会の後は著書のサイン会も行われ、長い列ができていました。■フットボール・ジャーナリスト、沢田啓明氏(82外仏)が講演 ソフィア会と上智大学が共催し、9月16日(火)17時半から2号館17階国際会議場でフットボール・ジャーナリストである沢田啓明氏による特別講演会を開催しました。 講演会のテーマは「失意のサッカー王国ブラジルは出直せるか-ブラジルW杯と世界のフットボール」。今年6~7月に行われたW杯において、サッカー王国といわれ開催国でもあったブラジルは3位決定戦でもオランダに敗れるという苦い経験をしました。そのすべてを見ていた沢田氏が世界のフットボールの現状を語りました。 沢田氏は1982年に外国語学部フランス語学科を卒業し、現在はブラジルを拠点にフットボール・ジャーナリストとして活躍しています。■金祝燦燦会が祖師谷キャンパスで秋の懇親会 金祝燦燦会は10月17日(金)、上智学院の「祖師谷国際交流会館」で秋の懇親会を開催、約60名の会員が参加しました。 館内施設を見学した後、薬膳研究家の青柳敬子氏(80外西)による講演、キルト作品の展示販売、DVD「カロル」の紹介などが行われました。 金祝燦燦会は金祝を経たOBOGにより2012年に設立されたソフィア会登録団体で、母校への留学生が知日家・親日家として育ち、将来母国と日本の懸け橋になってくれることを願ってスピーチコンテストや奨学金授与などの活動を始めています。コムソフィア賞は師岡文男さんと安田菜津紀さんに 2014年度マスコミ・ソフィア会総会は6月28日、東京四谷の主婦会館地下ホールに会員約50人が参加して開催。直前の6月17日に亡くなった濱口浩三前会長の遺影を壇上に飾り黙祷の後議事を行い、恒例のコムソフィア賞授賞式と記念講演が行われました。 第24回コムソフィア賞は、上智大学教授で保健体育研究室室長の師岡文男さん(76文史)に贈られました。師岡さんはフライングディスク競技を体育実技にとり入れ国際スポーツ界で活動し、2020年オリンピック・パラリンピックの東京招致にも貢献。国際連盟「スポーツアコード」の理事に日本人で初めて選出されるなど、国際スポーツ界の活動が評価されたものです。 コムソフィア濱口賞が贈られたフォトジャーナリストの安田菜津紀さん(10総教)は、在学中からカンボジアを中心に難民キャンプなどを写真取材、その強烈な映像が評価され人々の心をとらえテレビなどメディアで活躍していることから、今後の活躍を期待して贈られました。詳しくは http://cumsophia.jp/ コムソフィアオンライン参照 第2回アジア・ソフィア会「上海大会」を開催 第2回アジア・ソフィア会上海大会が11月7日(金)~9日(日)の3日間、小南国花園飯店で開催されました。大学からは髙祖理事長と早下学長、またアジア8か国からソフィアンとそのご家族、中国人留学生など65名(日本から26名)が参加しました。 大会の中で髙祖理事長は、上海のカトリック系復旦大学との交流を一層深めることで合意したことを表明。早下学長は、上智大学のグローバル化への具体的な取り組み、とりわけ文部科学省に採択された「スーパー・グローバル大学創生支援事業」の推進について説明、アジア各国ソフィア会の理解と協力を求めました。 フォーラムでは、香港、マレーシア、台湾、シンガポール、ベトナム、タイの各ソフィア会代表者から現状報告があり、アジア留学生奨学金やグローバルメンター制度などの導入に向け、大学・ソフィア会と留学生が一層の連携を図るためのネットワーク構築へ取り組む決意を新たにしました。 懇親晩餐会の最後には全員で肩を組み校歌を合唱、日本人、中国人が上智の校旗の下に一体となったことを実感。最後に、2016年の次回開催地として「タイ・バンコク」が上原会長から発表されました。lash⦆F

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