SOPHIANS NOW No.174 Autumn 2013
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Sophians Now4募金目標達成に至る道のり◆ 卒業生の100周年募金活動は1号館煉瓦募金で始まった! ソフィア会の創立100周年募金活動のスタートは、上智のシンボル的存在である煉瓦造りの1号館の煉瓦1枚1万円募金でした。卒業生10万人が1万円ずつ出し合えば10万枚の煉瓦になる。煉瓦募金はソフィアンの募金への動機づけとなりました。◆ 「僕のルール・私の理由」 続いて、細川佳代子ソフィア会副会長(66文英)は募金委員会総会で、募金は自分自身で何らかのルールを決めて寄付するものとして、つまり「僕のルール・私の理由」を提言。福岡ソフトバンクの和田投手の例を挙げられました。勝利投手になったらワクチン20本、完投勝利で30本、完封したら40本等々。 この提言は多くのソフィアンの指針となりました。「在学時代に受けた奨学金の一部を」、「還暦・誕生日の記念に」、「結婚記念日に」、「初孫の誕生祝って」、「子供の上智入学で」等と様々な「僕のルール・私の理由」で数多くの寄付が寄せられ始めたのです。◆ “恩師の名前を銘板に!” ユニークな募金方法“恩師の名前を銘板に!”は、気持ちはあっても個人で少額を寄付するのは気が引けてという多くのソフィアンの心を揺さぶりました。仲間で10万円を集めてゼミ、研究室やクラブ活動等でお世話になった恩師の名前を2号館ロビーの100周年記念事業寄付金銘板に刻もうとの動きが大いに盛り上がったのです。◆ 東日本大震災被災学生を支援しよう! 2011.3.11の大震災の被災学生支援のための大学と連携してはじめた緊急募金に多くの卒業生が被災学生の就学継続を願い寄付してくださいました。◆ 地域・各種ソフィア会やグループ・イベントによる寄付 また、卒業生が学生時代に所属したクラブへの活動支援金目的の募金、国内外の地域ソフィア会はじめ学部学科、各クラブOB・OG会や職種別各種ソフィア会が募ってくれたご寄付、金銀銅祝や「ピタウ先生が語る会」はじめ定例のイベントや祝賀会で集まったご寄付も募金の促進に大きく寄与しました。 2004年に始まった上智大学創立100周年記念事業募金活動は今年で10年目を迎え、これまでに卒業生から寄せられた寄付総額は、東日本大震災による被災学生就学継続支援募金の6,743万円も加わって10億5,130万円となり目標額を達成することができました。これは、大学全体の募金実績の31%を占めるもので企業298社からの寄付金12億5,000万円(同37%)に次ぐ大きな貢献といえます。 ご協力下さった卒業生は延べ14,631名、地域・各種ソフィア会をはじめ各グループ等の団体数は累計で1,001団体。また、10万円以上(法人は50万円以上)をご寄付下さった団体・法人・個人のお名前が2号館ロビーの銘板に刻まれた件数は4,450件(内個人は3,750人)に上りました。 団体の寄付では構成員の一人ひとりは寄付者としてカウントされませんが、実に多くの卒業生から寄付が寄せられていることは特筆すべきことです。学生時代のそれぞれの思い出の中に感動があり、今日の自分を支えてくれている母校への感謝の念を募金に協力することで表してくれた証でありましょう。皆様のご協力に重ねて深く感謝申し上げます。 募金期間は2014年3月まで残すところあと4か月となりました。皆様の最後のご協力をよろしくお願い致します。 卒業生による募金協力は1977年の中央図書館建設募金からはじまり、その後図書館整備募金(1983~1985)、創立80周年募金(1992~1997)、そして今回の創立100周年募金(2004~2013)に至っています。募金実績推移にみられるように、当初の大学全体の募金総額への貢献は1%台と低いものでしたが、徐々にその比率はあがり今回の創立100周年は現在のところ31%を占めるまでになりました。これは卒業生の皆さんの母校への支援の気持ちの表れと感謝いたします。東日本大震災被災学生への就学継続支援募金のお願い 世界中が驚愕した2011年3月11日の東日本大震災から早くも2年8か月が過ぎました。これまでに卒業生をはじめ学生ご父母、教職員、企業、篤志家、海外イエズス会系大学の学生・教職員、海外イエズス会修道院等から合計1億5,185万円余(内卒業生の寄付額は6,743万円)ものご寄付が寄せられています。こうした多くの人々の善意に支えられて、大学は2011年から授業料等学生納付金減免や生活支援金として特別措置を行い、支援を受けた卒業生や在学生のご父母の方々から多くの感謝のお手紙をいただいています。 2014年度についても、新入生および在学生を合わせて約40名の学生に3,000万円程の給付を見込んでおり、ソフィア会は今後も継続しご協力を呼び掛けて参ります。  これまでの皆様の温かいご支援に心から御礼を申し上げますと共に、引き続き皆様のご理解とご支援をよろしくお願いいたします。3.11を忘れない!全体の募金実績単位百万円卒業生(大学)の寄付実績単位百万円合計3,356企業1,250(37.3%)卒業生(大学)1051(31.3%)SJ・イエズス会330(9.9%)篤志家、他246(7.3%)教職員152(4.5%)卒業生(短大・社専)21(0.6%)父母(大学)298(8.9%)父母(短大)8(0.2%)実績1,051(100%)卒業生(個人)613( 58.3%)卒業生(オーナー企業)60(5.7%)卒業生(団体)378(36.0%)100th anniversary fund-raising募金総額(大学全体)の31%の貢献に感謝!<卒業生の募金実績推移>募金区分卒業生(大学)合計1977.12-1983.12 中央図書館建設募金 81百万円6,048百万円1983-1985図書館整備募金 10百万円729百万円1992.12-1997.11創立80周年募金 175百万円1,450百万円1.40%100%12.10%100%1.30%100%卒業生の皆様の善意が大きな力となり募金目標達成につながりました。 卒業生の募金目標額10億5,000万円を達成!! 卒業生14,631人、1,001団体、27オーナー企業の皆様の熱きご協力に感謝! 創立100周年募金 卒業生(大学)1,051百万円合計    3,356百万円31.3 %100.0 %2004-2013現在 

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