Sophians Now No.171
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4被災学生就学継続支援募金カンパに感謝、さらなるご支援を! ソフィア会は、大学と共に「東日本大震災による被災学生就学継続支援募金制度」を立ち上げ皆様に募金へのご協力をお願いしました(前号掲載)。この被災学生就学継続支援募金は学内外から大きな反響を呼び、寄せられた支援金総額は2012年3月31日現在で9,880万円に達しました。 卒業生からの支援金について、谷洋之上智大学生センター長からは、「学費の減免や生活支援金の給付を行なった学生の父母の方々から、学長宛、あるいは学生センター長宛に多くの感謝のお手紙をいただいています(写真)。今後とも力強いバックアップをいただければ幸いです。」とのメッセージをいただきました。ソフィア会では、今後も被災学生就学支援募金を続けてまいります。震災2年目を迎える今年も皆様の温かいご支援をお願いする次第です。■ご送金方法・100周年記念事業募金用の振込用紙を使ってご送金下さい。指定銀行および郵便局経由からは手数料無料です。・寄付申込書備考欄に「被災学生支援のため」とご記入下さい。・振込用紙をお持ちでない方は、お手数ですがソフィア会事務局または上智大学募金室までお問合せ下さい。■詳細は上智大学HPをご覧くださいhttp://sophia100.jp/15_news/index.html#11031601■ 求められる被災者のグリーフケア東日本大震災復興支援に 活躍するソフィアン東日本大震災復興支援に 活躍するソフィアン 我謝京子さん(87外西、ロイター社)は、3月11日に東日本大震災復興支援のためフランス・パリ郊外ナンテ―ル市で開催されたチャリティーイベント「明日の為にPour demain」(主催:Association Franco-Japonaise ASUKA他、日本サイド企画コーディネイタ―内藤啓介氏・89外英)に参加。そこでは、監督した映画「3.11ここに生きる In the Moment」が上映されました。これは大震災で被災した東北3県を歩き、女性の目で女性の復興を追い続けた異色のドキュメンタリー・フイルム。上映後は我謝監督を交えたディスカションも行われる一方、東北被災地で作られた民芸品などがチャリティーに出展されました。上映会とチャリティーには、フランスソフィア会(菅 佳夫会長・63年外仏)がソフィアンだけでなく他大学同窓会やパリ市民にも参加を呼び掛けました。 一方国内では、カトリック教会東京教区(岡田武夫大司教・70文哲)が被災地支援のため昨年開設した「カトリック東京ボランティアセンター」(責任者幸田和生司教・85神神)は、「3.11南相馬一日巡礼」を開催しました。巡礼一向は、当日被災地を巡り地震・津波・東電原発事故と三重の被害に遭った福島県南相馬市海岸で祈りを捧げました(http://www.cwjpn.com/cwjpn/ )。 大西健丞氏(91文新、NGO「ピースウィンズ・ジャパン」/公益社団法人シビックフォース代表・第12回コムソフィア賞受賞)は、昨3月11日震災発生直後から被災地の最前線で復興支援活動の総指揮をとり、さらに産業復興支援事業展開も開始しています(http://www.peace-winds.org、http://www.civic-force.org/、 http://www.cumsophia.jp)。また藤田和芳氏(70法法、㈱大地を守る会社長・第7回コムソフィア賞受賞)他は、3月11日に“デンキを消して、スローな夜を”の運動の一環として「100万人のキャンドルナイト」(事務局㈱大地を守る会)を呼びかけました。村尾憲治氏(77経営)は、釜石市でボランティア活動に参加。瓦礫撤去の他、流された家族写真整理作業などに力を入れています(http://www.cumsophia.jp)。 母校では、ボランティア・ビューローを通じ学内復興支援ボランティアを募集し活動してきています。現地では瓦礫の撤去や海産物作業の手伝いなどを行ってきていますが、新たに文化財レスキューも加わっています。さらに一段と求められる被災者への「グリーフケア(非嘆ケア)は、グリーフケア研究所(高木慶子所長・71院前神)が中心になり「東日本大震災追悼の集い-被災地に届け私たちの思い」をはじめ被災地で被災者によりそった講演会が開催されています(http://www. sophia.ac.jp)。 (写真提供:上智大学学生局学生センター、広報課、フランスソフィア会)多くの人々の祈りにもかかわらず、今だに3,100余の方々が行方不明・・・多くの人々の祈りにもかかわらず、今だに3,100余の方々が行方不明・・・犠牲になられた方々、今も苦しんでいる方々、その人たちを助けている方々のために毎日心からお祈りしています。お互いに助け合いましょう ! 元学長 ヨゼフ・ピタウ123645津波の海に祈る津波の海に祈る[写真1]映画上映後市民と交流する我謝さん(中央) [写真2]4月1日開催されたフランスソフィア会の東日本大震災復興支援バザーポスター [写真3]津波が襲った南相馬市の北泉海岸で、手作りの十字架を置いて祈りを捧げる巡礼参加者(写真提供:カトリック新聞社) [写真4]東北学院大学博物館を拠点に津波の被害を受けた文化財の修復する学生 [写真5]カトリック釜石教会で「大震災1年を迎えて。今、最も必要なケア」の講演をする高木グリーケア研究所長 [写真6]10号館講堂で行われた「東日本大震災追悼の集い」

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