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2009年5月31日(日)に上智大学10号館講堂で開催された『金銀銅祝式典』における銀祝代表者挨拶です。


 銀祝にあたり、ご挨拶を申し上げます。

 この度、金祝を迎えられた先輩方、また、銅祝の皆さまもおめでとうございます。学長、理事長、また、ソフィア会会長、には、お祝辞を賜り感謝申し上げま す。

 メインストリートの愛称で親しまれている道は、キャンパス内で唯一、互いに交差し合う、脇道のないまっすぐな道です。まるで、大きな十字架を中心に校舎 が建っているようにも見えます。私たちはここで出会い、ここで学び、ここから出発しました。狭さが幸いしてか、実際、他者を知ること、他者と交わること、 他者を思う事、の経験のすべてがここでは簡単に出来たのです。本当の意味で、中身は無限に広いキャンパスでした。

 私たちが在学していた80年代初めには、たくさんの大学が都心を離れ郊外に移転していきました。当時学長でいらしたピタウ先生、この地で、上智大学をつ づけようと決断してくださり、ありがとうございました。

 このキャンパスの一角では、他人のために祈るということが毎日のように行われてきました。たくさんの SJの先生方の日々の祈りが、今日もここにつなが るすべての人の生活を支えていることを、私は身をもって、感じ、感謝しています。ともに祈って下さる、あるいは、祈りに招いて下さる家族を持つことができ て、ソフィアンは幸せだと思います。

 入学まもないオリキャンの日に学長自ら握手をして下さったその日のぬくもりは、卒業をした後も母校につながる大切な記憶です。一人一人を大切に思う心は 日々実践され、私たちはその大切にされた体験を持っているのです。

 ソフィアンに共通して感じられる魅力は、打算とかけ離れた価値観をも持っていることだと思います。行動で人の心を動かす卒業生、祈りで他者をささえる卒 業生の多くには、献身的に働く姿の中に喜びが感じられ、これこそ、わが大学の財産だと誇りに思います。

 最後に、今日、銀祝を共に祝うことができる喜びをかみしめつつ、ここに来られなかった同期にも思いをはせたいと思います。25年前の卒業式に証書を渡し てくださった、柳瀬先生がつい最近故人になられました。先生方のみならず、同期の中にもすでに他界された方が何人もいらっしゃいます。月日は確実に過ぎて いき、老いもあり、別れもあるのですが、「LUX VERITATIS」の継承者として、それぞれの場所で、輝きを増していくように歩み、きたる金祝を迎 えたいと思います。

 まもなく創立百周年を迎える母校、私たちそれぞれの在籍期間は、その4パーセントかもしれないのですが、私たちのかかわりはまだこれからもずっと一生も のです。母校に育まれ、互いに高め合ってきたことに誇りを持ち、この先をより豊かなものにしたいと思います。

 さて、銀祝のパーティですが、会場は二号館の5階、13時に開始となります。80年入学の皆さん、84年卒の皆さん、当日受付も可能ですので、ぜひ、お 越しください。お待ちしています。

 ありがとうございました。

2009年銀祝準備委員 三溝 真季(法国)



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