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第28回「コムソフィア賞」表彰式と講演会を開催
須磨美由紀さんと川村元気さんが受賞

2019年07月23日

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 ソフィア会とマスコミ・ソフィア会は7月16日(火)17:20から、四谷キャンパス2号館17階の国際会議場で第28回「コムソフィア賞」の表彰式と講演会を行いました(上智大学後援)。会場には学生を含む100人以上のソフィアンが詰めかけました。
 今回受賞したのは、国際貢献の分野から須磨美由紀さん(1983文社福)、そしてメディア活動の分野から2001年文学部新聞学科卒業の川村元気さん(2001文新)の二人。須磨さんは、アジアの開発途上国で教育や医療の支援活動を行っており、国際貢献の分野での功績が認められました。川村さんは「君の名は。」などのプロデューサーとして、また「世界から猫が消えたなら」が世界で200万部を超えるベストセラーになるなど小説家としても傑出した評価を得ており、メディアの分野での活躍が評価されました。
 表彰式はフリーアナウンサーの菅家ゆかりさん(1981文新)の司会で始まり、冒頭主催者を代表してマスコミ・ソフィア会の村田亨会長が挨拶。「昨年度の27回目からは、マスコミ・ソフィア会と上智大学ソフィア会との共催事業として、上智大学の後援もいただいて全学規模で行うことができるようになりました」と現在のコムソフィア賞について説明。その後、曄道佳明上智大学長が「大学から社会に何を発信するか、そのアクティビティが伝わることで大学の評価も決まると考えています。今回のコムソフィア賞で大学から発信されるお二人の活動は目を見張るものがあります。社会にインパクトを与える仕事に改めて敬意を表したい」と受賞した二人に祝辞を送りました。
 表彰式では、ソフィア会の戸川宏一会長、村田マスコミ・ソフィア会会長から、二人に上智大学の卒業生でもある元総理大臣、細川護熙さん制作の向付と表彰状が手渡されました。
 若干の休憩のあと、プログラムは受賞記念講演に。最初に須磨さんが登壇、「すべての喜び、すべての平和、すべての悲しみとともに」をテーマに、上智大学でピタウ先生に誘われてインドシナ難民キャンプを訪れてからのこれまでの取り組みを、①私と上智との出会い、②弟から託されたもの、③上智という道すじ、の3つの項目を追いながら話をされました。続く川村さんの講演テーマは「「面白さの発見、伝え方の発明」。数々の大ヒット作品の背景を、この2つのキーワードで解き明かしました。
 その後、2号館5階の学生食堂に場所を移しての懇親会では、上智学院の佐久間勤理事長も参加。お二人からも改めてご挨拶をいただきました。また、会場では川村さんのサイン本の即売会も行われ、用意された本が次々と売れていきました。

宍戸周夫(ソフィア会広報委員長、1971法法)

曄道佳明上智大学長の挨拶

受賞者との記念写真

須磨美由紀さんの講演

川村元気さんの講演

川村さんのサイン本を購入する参加者

贈られた記念品と賞状