ソフィア会ハンドブック 上智大学創立100周年記念号 2013-2014
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27私たちの学生生活は多くの人々に支えられていました 上智大学は、創立100周年後の次の100年に向けて国際時代にふさわしいグローバル教育体制を整え人材の育成、国際交流、地球環境の改善、福祉充実の実現に取り組んでいます。学生時代の私たちは、多くの人々に支えられて創立された上智で学び多くの友を得ました。 皆さまが自分たちを支えてくれた母校への感謝の念を創立100周年記念事業募金への参加することで示してくださったように、これからは母校で学び社会に巣立っていくソフィアンを応援することにより、かつてお世話になった世界の人々に恩返しをしたいと思います。「SOPHIA未来募金」へのご協力を仰ぐゆえんです。 上智大学がイエズス会によって創設されるに当たっては、ご承知の通りドイツのケルン教区をはじめ世界のカトリック信者から多額の財政支援をいただきました。創立100周年記念をともに祝い、新たな100年をスタートした母校を今後支えていくのは、かつて世界のカトリック信者から大きな恩恵を受けた私たちソフィアンとなります。創立100周年記念事業募金に続いて、母校の次の100年の更なる発展を支える「SOPHIA未来募金」への取組みがソフィア会の重要な活動となるのはそのためです。 1913年の創立以来100年、建学の精神と教育的伝統に基づき人材の育成に努めてきた上智大学は、次の100年に向けて長期計画「上智学院グランド・レイアウト2.0」を策定しました。それは、従来にも増して地球規模の課題解決に寄与し、未来の社会をリードする高い倫理観を持ったグローバル人材の輩出に努め、世界に並び立つ大学を目指すものです。具体的には、教育研究活動、学生支援活動、グローバル人材育成活動やキャンパス整備計画等で、これらの遂行に必要な資金需要に対応するためのSOPHIA未来募金にソフィア会も協力していきます。  ◆SOPHIA未来募金~創立100周年記念事業募金終了後の恒常的募金体制の構築~  世界中が震撼した2011年3月11日の東日本大震災から3年が過ぎました。震災直後にソフィア会は、大学と共に「被災学生就学継続支援募金制度」を立ちあげて被災学生支援に取り組んできました。上智大学は、この支援金を緊急見舞金、生活支援金、入学金・同窓会積立金の免除、授業料・学納金の減免などによって被災学生の就学継続を援助しています。被災地の復興には長い年月を要しますが、ソフィア会としても息の長い被災学生支援を続けていきます。◆東日本大震災被災学生就学継続支援募金 ◇新募金の目的と使途 1.教育研究支援目的:教育研究活動・環境の充実、グローバル人材・リーダーの養成、キャリア支援使途:グローバル化推進、アジア・アフリカ地域との学術交流・学生交流、国際シンポジウムの主催・後援、産官学連携推進、課外活動支援等 2.奨学基金等の新設と拡充目的:経済的に就学困難な学生・海外留学を希望する学生・優秀な外国人学生のための奨学支援、グローバルチャレンジ支援使途:学部学科奨学金の新設・拡充、留学生(派遣・受入)への修学支援、被災学生支援、研究所・センター基金の拡充等 ◇募集時期:2014年4月1日スタート ◇目標額:毎年度2億円(企業・父母・卒業生等)◇名  称:「SOPHIA未来募金」これからは私たち卒業生が恩返しする番

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